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ヤマトゴキブリ(Periplaneta japonica)の分類 ゴキブリ科(Blattidae)
ヤマトゴキブリ(Periplaneta japonica)の概要 Periplaneta

ヤマトゴキブリ(Periplaneta japonica)

【 学名 】
Periplaneta japonica Karny, 1908

基本情報

大きさ・重さ

体長 雄 25 ㎜内外 雌 20 ㎜内外
前翅長 雄 23 ㎜内外 雌 11 ㎜内外

参考文献

最終更新日:2020-05-20 瀬戸内味わいにぼし

分布

北海道(明治時代以降に移入確認)、本州(青森県、岩手県、秋田県、山形県、宮城県、福島県、栃木県、茨城県、千葉県、群馬県、埼玉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、静岡県、岐阜県、愛知県、滋賀県、京都府、三重県、奈良県、大阪府、兵庫県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県)、佐渡島、福井県雄島、九州(大分県、宮崎県)
国外では、2014年にアメリカ(ニューヨーク)で発見され話題になったが、定着するかどうかは不明。

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亜種

タイプ産地は日本。

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人間との関係

屋内害虫。
東北地方の日本海側の農村部などでは、最もよく見られる害虫種である。
クロゴキブリやワモンゴキブリなどが生息している地域でも、ビルやマンホールなどで局所的に大発生することがある。

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形態

成虫の形質

クロゴキブリによく似るが、一回り小さく細長い。
前胸背板はクロゴキブリより幅が狭く、表面は平滑でない。
雄の前翅は長く腹端を大きく超えるが、雌は短翅。
全体栗褐色であるが体の光沢はやや鈍く、前胸背はむしろ小型で、背面に不規則な凹陥部がある。
肛上板は短く矩形を呈し、その両側端は後方に向かう鋭歯となる。
雌は雄より前胸背が幅広く、光沢が強い。

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卵の形質

卵鞘内卵数 12~19個。

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生態

成虫の生息環境

森林などに生息する野外性の種であるが、 家屋内に侵入し増殖することもある。

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成虫の食性

野外では、夏期に樹液に集まる姿がよく観察されている。
屋内では種々の食品を食害する。

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ライフサイクル

朽ち木の中などで越冬する。
卵鞘からは1ヶ月前後で幼虫が孵化するが、幼虫の発育は遅く、しかも途中で発育を休止して冬を待つ性質(休眠性)のため、通常年内に成虫にはならない。

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種・分類一覧