- 解説一覧
- Riptortus pedestrisについて
目次
基本情報
- 大きさ・重さ
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・成虫体長:14.5~17.2 ㎜
・幼虫体長:約 2.8 ㎜(1齢)、約 4.3 ㎜(2齢)、6.5~15 ㎜(3~5齢)
・卵の大きさ:長径約 1.4 ㎜
参考文献
最終更新日:2020-08-10 ひろりこん
形態
- 成虫の形質
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日本の本属中もっとも大型で、前胸背に黒色の顆粒状突起が散在することで他種と識別できる。体側面に変異の大きい黄色の不連続紋をもつが、雌では縮小し、ときに消失することもある。
参考文献
最終更新日:2020-08-10 ひろりこん
生態
- ライフサイクル
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成虫は枯れ草、落ち葉、常緑樹の下層に潜り込んで越冬する。西日本では3月後半から活動をはじめ、関東では6月になってからダイズ圃場でみるようになる。交尾、産卵は5~10月に行われる。11月になると越冬地に移動する。
雌成虫は複数回交尾し、50~100卵を単粒産卵する。夏における卵期間は約6日間。幼虫期間は約21日で、5齢を経て成虫になる。
参考文献
最終更新日:2020-08-10 ひろりこん
- 生殖行動
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交尾行動にともない雄成虫が音声を出すことが知られている。
まず雄が雌を見つけると、約 1 ㎝の距離に近づきしばらくじっとするが、このじっとしているあいだ、非常に短い音声を1回だけ出す。続いて雄は雌のうえに乗るが、その直前に短い音声を1回だけ出す。雌の体の上に乗った雄は、雌と同じ向きになるよう体勢をかえながら、連続的に音声を出す。その後雄は、雌の体の上で、体をゆすりながら前あしと触角を激しく前後に振り動かし交尾器を雌の交尾器に結合させようとする。この交尾行動の間は体の動きと一致した周期的な音声を出す。
参考文献
- 沼田英治 1996 カメムシの音声コミュニケーション, 日高敏隆(監修) 石井実、大谷剛、常喜豊(編) 日本動物大百科8:昆虫Ⅰ. 平凡社. p. 161.
最終更新日:2020-08-10 ひろりこん
- 特徴的な行動
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集合フェロモンによる同種内コミュニケーションが知られている。
参考文献
- 堤隆文 1996 害虫カメムシ類, 日高敏隆(監修) 石井実、大谷剛、常喜豊(編) 日本動物大百科8:昆虫Ⅰ. 平凡社. p. 167.
最終更新日:2020-08-10 ひろりこん