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Geisha distinctissimaの分類 アオバハゴロモ科(Flatidae)
Geisha distinctissimaの概要 Geisha

Geisha distinctissima

【 学名 】
Geisha distinctissima (Walker, 1858)

基本情報

大きさ・重さ

成虫体長:(翅端まで) 9~11 ㎜

参考文献

最終更新日:2020-08-28 ひろりこん

活動時期

成虫出現時期(日本国内):7月下旬~10月

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分布

本州、四国、九州、対馬、屋久島、南西諸島

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人間との関係

高温・乾燥のときに多発することがあるが、通常の発生はそんなに多いものではなく、吸収による実害も判然としない。ただ、脱落したロウ質綿状物質が枝や葉にまとわりつき、美観をそこなうことがあるので、こうした場合には防除を要することもある。

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最終更新日:2020-08-28 ひろりこん

形態

成虫の形質

体や前翅は鮮やかな淡緑色。翅を含む体全体は左右に偏平である。頭頂は著しく短く、複眼間の幅は頭頂の長さよりはるかに大きい。

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最終更新日:2020-08-28 ひろりこん

幼体の形質

幼虫は淡緑色でやや偏平。体全体は白色綿状のロウ物質で覆われる。特に尾端の毛は長く、これはよく脱落して木の枝の上や葉裏に付着し、よく目立つ。

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最終更新日:2020-08-28 ひろりこん

生態

成虫の生息環境

密植された垣根や、枝の込んだ樹に多く、通風の悪い庭にもよくみかける。枝の込んだ樹や密樹林では虫が樹冠内部に生息することが多い。

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成虫の食性

成虫は各種の広葉樹に普通。多食性で、ミカン類、クリ、クワ、イチジク、サクラ、ウメ、チャなどに害を与える。

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ライフサイクル

年1化、卵越冬、5月上旬に孵化、幼虫は白い蝋物質に覆われる。成虫は7月下旬~10月。

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産卵

卵は各種の植物の枝の中に産みこまれる。

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特徴的な行動

幼虫・成虫ともに、ものに驚くと跳躍して姿をくらます。

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最終更新日:2020-08-28 ひろりこん

その他生態

細い木の枝や、つる、草の茎にアオバハゴロモが同じ方向を向いて集団で止まっていると、花やつぼみ、あるいは若い芽のように見える。

参考文献

  • 宮武頼夫 1996 同翅類の擬態と保護色, 日高敏隆(監修) 石井実、大谷剛、常喜豊(編) 日本動物大百科8:昆虫Ⅰ. 平凡社. p. 130.

最終更新日:2020-08-28 ひろりこん

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