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ツチイナゴ(Patanga japonica)の分類 バッタ科(Acrididae)
ツチイナゴ(Patanga japonica)の概要 Patanga

ツチイナゴ(Patanga japonica)

【 学名 】
Patanga japonica (Bolívar, I., 1898)

基本情報

大きさ・重さ

(翅端まで)雄 50~55 ㎜ 雌 50~70 ㎜

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最終更新日:2020-05-15 瀬戸内味わいにぼし

分布

本州、四国、九州、対馬、南西諸島
国外では、中国東部、朝鮮半島、台湾、シッキム、北西インド

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形態

成虫の形質

タイワンツチイナゴに似るが、前胸背板後縁が黄色くなく、胸部腹面に体毛が多く、後翅基半部があざやかな赤紫色ではないことで識別できる。
顔面に複眼を通る縦の黒筋があり涙を流したように見える。
全体に眼の縞が不鮮明で、体は細毛に覆われる。
後翅は通常ピンク色だが、かなり赤い個体もある。

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幼体の形質

緑色で黒点を散布するが、褐色のものもいる。

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地理的変異

南西諸島の個体は大型。

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似ている種 (間違えやすい種)

タイワンツチイナゴ

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生態

成虫の生息環境

草原でクズなどが繁茂して地表に光が差し込まないような環境を好む。

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成虫の食性

クズを好んで食する。
場合によってはイネ科植物も食べる。

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発音(鳴き声)

本種またはタイワンツチイナゴが、チ.....チ.....チ.....チ.....と大あごをきしらせてかぼそい音を出したという観察例がある。

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ライフサイクル

中秋以降成虫になり、そのまま冬を越す。
九州以北に分布するバッタでは、唯一成虫越冬する種。

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関連情報

その他

染色体数は 2n♂=23

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種・分類一覧