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カマドウマ(Atachycines apicalis)の分類 カマドウマ科(Rhaphidophoridae)
カマドウマ(Atachycines apicalis)の概要 Atachycines

カマドウマ(Atachycines apicalis)

【 学名 】
Atachycines apicalis (Brunner von Wattenwyl, 1888)

基本情報

大きさ・重さ

全長 雄 18~22 ㎜、雌 12~23 ㎜
産卵器端まで 22~33 ㎜

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最終更新日:2020-05-15 瀬戸内味わいにぼし

活動時期

夏から秋に多い。

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分布

北海道、本州、四国、九州、隠岐、男女群島女島、屋久島、奄美群島(奄美大島、沖永良部島、与論島)、沖縄諸島(沖縄島、粟国島、久米島)
国外では、朝鮮半島南部に分布する。

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亜種

名義タイプ亜種 apicalis (Brunner von Wattenwyl, 1888)
分布:北海道、本州、四国、九州、隠岐、朝鮮半島南部

屋久島亜種 yakushimensis Sugimoto & Ichikawa, 2003
分布:屋久島
タイプ産地は、鹿児島県屋久島白谷雲水峡

沖永良部島・与論島亜種 panauruensis Sugimoto & Ichikawa. 2003
分布:沖永良部島、与論島
タイプ産地は、鹿児島県与論島与論町グスクヤーゴ穴

久米島亜種 gusouma Sugimoto & Ichikawa, 2003
分布:奄美大島、徳之島、沖縄島、浜比嘉島、久米島
タイプ産地は、 沖縄県久米島具志川村ヤージャガマ穴

粟国島亜種 nabbieae Sugimoto & Ichikawa, 2003
分布:粟国島
タイプ産地は、沖縄県粟国島粟国村テラーガ穴

ほかに、記載されていないものの、男女群島女島(「メシマカマドウマ」とよばれる)、伊豆半島(「アマギカマドウマ」とよばれる)、四国南部・九州南部(「オオカマドウマ」とよばれる)の個体群がある。

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形態

成虫の形質

中型。
ふつう目立った斑紋は無く、体背面や各腿節端はビロード状のあざやかな栗色か濃褐色で、体下面の明るいクリーム色とのコントラストがある。
胸部には少し光沢がある。
雄の擬腹板はハート型。
洞穴に棲むカマドウマは、体色や大きさに変異がある。

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地理的変異

高知県の沖ノ島や熊本県の洞穴に大型で淡色のカマドウマが、岡山県や広島県の洞穴に小型で濃色のカマドウマがいる。

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生態

成虫の生息環境

洞穴や人家周辺にすむ。
稀に海岸の岩の割れ目に棲む。
台地の林内に見られることもある。

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種・分類一覧