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クサキリ(Ruspolia lineosa)の分類 キリギリス科(Tettigoniidae)
クサキリ(Ruspolia lineosa)の概要 Ruspolia

クサキリ(Ruspolia lineosa)

【 学名 】
Ruspolia lineosa (Walker, F., 1869)

基本情報

大きさ・重さ

体長 24~30 ㎜
翅端まで 雄 37~44 ㎜ 雌 47 ㎜前後

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最終更新日:2020-05-15 瀬戸内味わいにぼし

活動時期

8月下旬(ピーク)

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分布

本州(北限は日本海側で新潟、太平洋側で宮城)、四国、九州、佐渡島、伊豆諸島、隠岐、対馬、屋久島。
韓国、中国、台湾、東洋熱帯

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形態

成虫の形質

緑色型、褐色型とその中間型がある。
大あごは黄色(特に緑色型)か、橙色(特に褐色型)。
ヒメクサキリ、オオクサキリに似るが、本種は頭頂突起が最も鈍頭であること、翅端部が斜めに裁断され幅広であること、雄の尾肢先端が途中から急に細くなることなどが特徴。
各肢の脛節側面が黒化する個体が多い。

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地理的変異

暖地のほうが褐色型の出現率が高く、寒冷地産は産卵器がより短く反りが強いことが報告されている。

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似ている種 (間違えやすい種)

ヒメクサキリ、オオクサキリ

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生態

成虫の生息環境

あぜ道、土手、空き地などの比較的浅い草地に多い。

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成虫の食性

イネ科植物の種子を食べる。

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発音(鳴き声)

地表近くの草上で前奏をともなわずにジーーまたはジーーンと聞こえる強い連続音で鳴くが、クビキリギスやカヤキリに比べれば鋭さは弱い。

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ライフサイクル

卵越冬年1化だが、晩秋に幼虫がいることがある。

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産卵

産卵は1卵ずつイネ科植物の葉鞘間や茎中、根際の土中に行う。

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種・分類一覧