セスジツユムシ(Ducetia japonica)の解説トップに戻る
セスジツユムシ(Ducetia japonica)の分類 キリギリス科(Tettigoniidae)
セスジツユムシ(Ducetia japonica)の概要 Ducetia

セスジツユムシ(Ducetia japonica)

【 学名 】
Ducetia japonica (Thunberg, 1815)

基本情報

大きさ・重さ

翅端まで 33~47 ㎜
体長 13~22 ㎜

参考文献

最終更新日:2020-05-15 瀬戸内味わいにぼし

活動時期

秋に出現する。暖地では年2化。

参考文献

最終更新日:2020-05-15 瀬戸内味わいにぼし

分布

本州、四国、九州、佐渡島、伊豆諸島、対馬
国外では、朝鮮半島、中国(華北など)、西はインド・カシミール、東はソロモン諸島、南は北オーストラリアまで

参考文献

最終更新日:2020-05-15 瀬戸内味わいにぼし

形態

成虫の形質

ムニンツユムシと酷似するが、雄の尾肢や生殖下板の形が異なることと、前翅のRs脈が多いことで識別される。
褐色型も少なくない。
触角は褐色でところどころ濃褐色部がある。
背面は褐色で、雌は橙黄色条が翅端まである。
ツユムシは後脚腿節に棘がないが、セスジツユムシは棘をもつ。

参考文献

最終更新日:2020-05-15 瀬戸内味わいにぼし

地理的変異

南西諸島産では大型で、各脛節が黒化する傾向がある。

参考文献

最終更新日:2020-05-15 瀬戸内味わいにぼし

似ている種 (間違えやすい種)

ムニンツユムシ、ツユムシ

参考文献

最終更新日:2020-05-15 瀬戸内味わいにぼし

生態

成虫の生息環境

樹上性。
マント群落の昆虫で、人家近くの空き地や庭の灌木や高茎草本上にも多い。
低地・石灰岩地に多い。

参考文献

最終更新日:2020-05-15 瀬戸内味わいにぼし

発音(鳴き声)

最初、チッ・チッ・チッ・チッまたはチチチチチと鳴き始め、しだいにテンポを速め、最後はヂーチョ・ヂーチョ・ヂーチョ・ヂーチョと終わる。
移動しながら鳴く。
雌は雄に呼応して、聴き取りにくい小さな声でプチプチプチプチプチとラブコールを送り、雄はその声に誘引される。

参考文献

最終更新日:2020-05-15 瀬戸内味わいにぼし

ライフサイクル

沖縄島では年2化とされ、6月と10月ごろ発生する。

参考文献

最終更新日:2020-05-15 瀬戸内味わいにぼし

産卵

イネ科植物に産み付けるが、葉肉部分かどうかは未確認。

参考文献

最終更新日:2020-05-15 瀬戸内味わいにぼし

特徴的な行動

ゆったりとした歩き方で、高いところに頭を下にして止まっていることが多い。

参考文献

最終更新日:2020-05-15 瀬戸内味わいにぼし

関連情報

その他

染色体数は 2n♂=29

参考文献

最終更新日:2020-05-15 瀬戸内味わいにぼし

種・分類一覧