- 解説一覧
- ヤブキリ(Tettigonia orientalis)について

ヤブキリ(Tettigonia orientalis)
- 【 学名 】
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Tettigonia orientalis Uvarov, 1924
目次
基本情報
- 分類学的位置付け
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昆虫綱 バッタ目 コオロギ亜目 キリギリス上科 キリギリス科 キリギリス亜科 ヤブキリ属 ヤブキリ
ヤブキリの仲間は日本全国で遺伝的に分化しているが、見た目が非常に似ており姿だけでは判別が困難である。そのため、非常に分類が難しく、常に議論の大きな的になっており、さまざまなアプローチで分類と整理が試みられてきた。
2018年7月現在、日本直翅学会発行「ばったりぎす160号」(2017年12月) において、ヤブキリ属の最新の分類は6種群14系統18個体群であると提案が出され、 ヤブキリ Tettigonia orientalis には関東地方西部〜四国の連続ー速鳴きの個体群、連続ー遅鳴きの岡山個体群、連続ー遅鳴きの兵庫個体群が該当するとされた。
参考文献
最終更新日:2020-06-19 鍋
形態
- 成虫の形質
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ヤブキリ属では最も大型になる。前翅が尾端よりかなり長く、前翅上縁は翅端までまっすぐ伸びる。体色は緑色の強い黄緑色で、頭部、前胸背面の褐色部や発音器周辺の褐色部は濃褐色。飼育下では肢が黒化する傾向にあり、黒化個体は野生下でも出現するがまれ。前・中肢脛節のトゲが発達している。産卵管は真っ直ぐか微妙に下に曲がる。
参考文献
最終更新日:2020-06-19 鍋
生態
関連情報
- 飼育方法
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ヤブキリは側面でも歩き立体的な活動をするので、ネットケージで飼育するのが良い。特に脱皮はどこかにぶら下がって行うので、プラスチックケースよりネットケージの方が取っ掛かりがあり、脱皮時の落下事故が少なくなる。
産卵させる場合は産卵床としてプラケースなどに目土や赤土を入れて湿らせたものを用意する。
餌に関してはミルワームやリンゴを与える。肉食性が強く、共食いをすることがあるので、交尾目的以外は単体飼育が無難。
参考文献
最終更新日:2020-06-19 鍋