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Protaetia (Calopotosia) orientalisの分類 Cetoniidae
Protaetia (Calopotosia) orientalisの概要 Protaetia

Protaetia (Calopotosia) orientalis

【 学名 】
Protaetia (Calopotosia) orientalis (Gory & Percheron, 1833)

基本情報

大きさ・重さ

体長 19.9~26.8 ㎜

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最終更新日:2020-05-20 瀬戸内味わいにぼし

活動時期

本土では4月下旬~10月、南西諸島ではほぼ通年

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分布

北海道、本州、佐渡島、飛島、粟島、伊豆諸島、隠岐、四国、小豆島、沖ノ島(高知県)、九州、対馬、壱岐、平戸島、五島列島、男女群島、甑島列島、大隅諸島(黒島、硫黄島、種子島、屋久島、口永良部島)、吐噶喇列島、奄美大島、与論島、沖縄諸島、宮古諸島、石垣島、尖閣諸島、小笠原諸島
国外では、台湾、朝鮮半島、中国、香港、インド北部、太平洋の島嶼に分布するが、一部地域は人為的な移入と推測される。

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学名の解説

種小名「orientalis」は「東・東方」の意。

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亜種

タイプ産地はヒマラヤ。
日本産は日本本土亜種 submarmorea (Burmeister, 1842) 、吐噶喇列島亜種 tokarana Nomura, 1964 、台湾亜種 sakaii H. Kobayashi, 1994 に分けられ、このうち台湾亜種は移入されたものである。

日本本土亜種 submarmorea (Burmeister, 1842)
北海道、本州、佐渡島、飛島、粟島、伊豆諸島、隠岐、四国、小豆島、沖ノ島(高知県)、九州、対馬、壱岐、平戸島、五島列島、男女群島、甑島列島、大隅諸島(黒島、硫黄島、種子島、屋久島、口永良部島)、奄美大島、小笠原諸島に分布する。
体はやや細く、背面の点刻は大きく密、翅端はほとんど突出しない。日本本土とその属島に分布する亜種。
1990年代に奄美大島、小笠原諸島にも移入・定着した。
国外では朝鮮半島に分布する。

吐噶喇列島亜種 tokarana Nomura, 1964
吐噶喇列島(口之島、中之島、臥蛇島、諏訪之瀬島、悪石島)に分布する。
日本本土亜種に似るが、背面は黄緑銅色から緑銅色で比較的安定しており、点刻はやや弱く光沢が強い。
口永良部島産は本亜種と日本本土亜種との中間的な特徴を示す。

台湾亜種 sakaii H.Kobayashi, 1994
与論島、沖縄諸島、大東諸島、宮古諸島、石垣島、尖閣諸島に分布する。
「サカイシロテンハナムグリ」ともいう。
体はやや幅が広く、背面は点刻が細かく密で光沢が強い。翅端は小さく刺状に突出する。
タイプ産地は台湾。
日本では1970年代に沖縄島で発生が確認されて以降、先島諸島の各島からも相次いで発見された移入亜種。
急速に分布を拡大するとともに、著しく個体数を増加させてることから「サカイシロテンハナムグリ」の亜種和名で要注意外来生物に指定されている。
沖縄島ではリュウキュウオオハナムグリ、イシガキシロテンハナムグリとの異種間雑交も報告されており、前者とは雑種個体も確認されている。
また、発見当初は日本本土亜種に比べやや小型で、黒銅色の個体がほとんどであったが、近年、沖縄島の自然公園では大型で、多彩な色彩を示す集団も認められている。
現在の北限は与論島。
国外では台湾、グアム島、サイパン島に分布する。

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人間との関係

柑橘類やブドウ類の害虫として知られる。

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形態

成虫の形質

背面は暗銅色、緑銅色、赤銅色、まれに黒紫銅色。
頭楯は縦横がほぼ等長、前縁は明瞭に上反し、中央で深く湾入する。
前胸背板および上翅には点刻がやや密にあり、小楯板の点刻はまばら。
前脛節には雌雄とも外歯が3本あるが、雄の第3歯は不明瞭。
後脛節の外縁には2段刻を備える。
中胸腹板突起はうちわ状、前縁は緩やかに弧を描き、表面の点刻は大きくまばら。
腹部腹板は、雄では中央が凹圧され、横から見て緩い弓状を呈するが、雌では直線的。

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生態

成虫の食性

クヌギ、コナラ、クサギ、タブノキ、イチョウの樹液や、ノイバラ、イボタノキ、ネズミモチ、ニセアカシアなどの各種の花に集まる。

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幼虫の食性

腐葉土や堆肥を食す。

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ライフサイクル

越冬は幼虫ないし成虫でおこなう。

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種・分類一覧