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アオカナブン(Rhomborhina (Rhomborhina) unicolor)の分類 Cetoniidae
アオカナブン(Rhomborhina (Rhomborhina) unicolor)の概要 Rhomborhina

アオカナブン(Rhomborhina (Rhomborhina) unicolor)

【 学名 】
Rhomborhina (Rhomborhina) unicolor Motschulsky, 1861

基本情報

大きさ・重さ

体長 27~40 ㎜

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最終更新日:2020-05-20 瀬戸内味わいにぼし

活動時期

6月下旬から9月上旬

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分布

北海道、本州、佐渡島、隠岐、四国、小豆島、九州、平戸島、五島列島
対馬からも記録があるが、再確認が必要。
国外では中国東部に分布する。
朝鮮半島の分布は疑問視されている。

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学名の解説

種小名「unicolor」は「uni」+「color」で「一つの色・単色」の意。

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亜種

タイプ産地は日本。
日本産は2亜種に分けられ、中国に別亜種が分布する。

名義タイプ亜種 unicolor Motschulsky, 1861
北海道、本州、佐渡島、隠岐、四国、小豆島、九州、平戸島、五島列島(野崎島)

福江島亜種 hukueana K.Sakai, 2000
五島列島福江島の固有亜種。
体色は黒褐色で安定しており、色彩変異はほとんどない。
名義タイプ亜種に比べ体はやや大型で幅が広く強壮、上翅は後方に向かってより強く幅が狭くなる。
中胸腹板突起はやや幅が広い。

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形態

成虫の形質

背面は光沢のある明緑色、稀に濃赤色や濃褐色の個体も出現し、さらに五島列島福江島の個体群では安定して濃藍色となる。
中・後脛節、尾節板縁部などの毛は黄褐色。
頭楯は幅と長さがほぼ等長、側縁はゆるやかに外縁にふくらみ、前縁は直線状、表面には粗く密な点刻がある。
前胸背板の点刻は小さくまばら。
上翅には針穴状の点刻がまばらにあり、翅端部では横しわ状となる。
中胸腹板突起はやや縦に長く、前縁では弧を描く。
後胸腹板は中央に細い縦凹線があり、雄の腹部2~4腹板中央は弱く凹陥する。
前脛節には雌雄とも明瞭な外歯が2本あり、触角片状節は雄が雌よりも長い。

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似ている種 (間違えやすい種)

カナブン

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生態

成虫の生息環境

低山から中山帯に多いが、自然状態が保たれていれば平地にも生息する。

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成虫の食性

クヌギ、コナラ、アベマキなどの樹液に集まる。

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幼虫の食性

幼虫は朽木中で見出されるが、詳しいライフサイクルは不明。

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ライフサイクル

飼育下では年1化とされる。

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