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シラホシハナムグリ(Protaetia (Liocola) brevitarsis)の分類 Cetoniidae
シラホシハナムグリ(Protaetia (Liocola) brevitarsis)の概要 Protaetia

シラホシハナムグリ(Protaetia (Liocola) brevitarsis)

【 学名 】
Protaetia (Liocola) brevitarsis (Lewis, 1879)

基本情報

大きさ・重さ

体長 20.1~25.6 ㎜

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最終更新日:2020-05-20 瀬戸内味わいにぼし

活動時期

4月~11月

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分布

日本本土と南西諸島を除く島嶼に分布。
国外ではサハリン、朝鮮半島、中国、モンゴル、ロシア南東部に分布。

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生息状況

東京都レッドデータブック:区部で絶滅(EX)、北多摩・本土部で絶滅危惧ⅠA類、西多摩で絶滅危惧ⅠB類(EN)
神奈川県レッドデータブック2006:絶滅(EX)
群馬県レッドリスト2012:絶滅危惧Ⅰ類(CR+EN)
長野県レッドリスト2015:絶滅危惧Ⅱ類(VU)
高知県レッドデータブック2018:準絶滅危惧(NT)

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学名の解説

種小名「brevitarsis」は「brevis」+「tarsus (tarsisの複数与格)」で「短い跗節」の意。

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亜種

タイプ産地は長崎。
大陸では多彩な変異集団があることから多くの亜種が記載されている。
日本に以下の2亜種が分布する。

名義タイプ亜種 brevitarsis (Lewis, 1879)
分布:北海道、本州、佐渡島、四国、小豆島、九州、平戸島、五島列島、甑島列島、種子島、屋久島、サハリン、ロシア南東部
上翅は小楯板周辺の点刻がまばら、後翅は全体に青みのある黒褐色。
関東地方では個体数が減少し、絶滅危惧種とされる地域も少なくないが、関西や瀬戸内海付近の小島嶼ではむしろ個体数が増えている。

朝鮮半島亜種 seulensis (Kolbe, 1886)
分布:対馬、壱岐、朝鮮半島
名義タイプ亜種に比べ背面の白斑はより発達し、上翅は小楯板周辺の点刻がより密。
後翅は基半部が黄褐色、先半部が黒褐色となる個体が多い。
国外では朝鮮半島に分布する。

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形態

成虫の形質

背面は暗銅色から暗赤銅色、前胸背板および上翅には白斑を装う。
頭楯はやや密に点刻され、上翅は点刻がまばら、翅端は短く突出する。
前脛節には雌雄とも明瞭な外歯が3本あり、後脛節外縁の段刻は1つ。
中胸腹板突起は幅の広い楕円形で、表面は平滑。
腹部腹板は雄では中央に深い縦溝があるが雌にはこれがない。

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生態

成虫の食性

クヌギ、コナラ、シイの樹液、クリ、ホルトノキの花などに集まる。

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ライフサイクル

土中で成虫越冬する。

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その他生態

フクロウやコウノトリの巣から幼虫が得られている。

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関連情報

外来種としての影響

東京都区部では絶滅したとされているが、東京都大田区の東京港野鳥公園にて周辺の地域でみられる在来の個体群と形態の相違が認められる外来と推測される個体群が発生している。

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種・分類一覧