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カナブン(Pseudotorynorrhina japonica)の分類 Cetoniidae
カナブン(Pseudotorynorrhina japonica)の概要 Pseudotorynorrhina

カナブン(Pseudotorynorrhina japonica)

【 学名 】
Pseudotorynorrhina japonica (Hope, 1841)

基本情報

大きさ・重さ

23.0~31.5 ㎜

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最終更新日:2020-05-26 瀬戸内味わいにぼし

活動時期

6月下旬から9月上旬

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分布

本州(山形が北限)、粟島、佐渡島、伊豆諸島、隠岐、四国、小豆島、沖ノ島、九州、対馬、壱岐、平戸島、五島列島、甑島列島、、大隅諸島(黒島、種子島、屋久島)、済州島、朝鮮半島、中国

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学名の解説

属名「Rhomborrhina」は「rhombus」で「斜方形・菱形」の意。

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亜種

国外の集団を含めて亜種区分はされていない。

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別名・流通名・方言名

「カナブン」という呼び名はしばしばアオドウガネ、ドウガネブイブイと混用される。

ぶいぶい(関西)

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形態

成虫の形質

艶のある黄褐色から茶褐色、赤褐色、濃藍色、緑黄色などの色彩変異も知られ、時に色彩がモザイク状となることもある。
緑色系の個体はアオカナブンと紛らわしいが、左右の後基節が明瞭に離れることで容易に識別される。
頭楯は前方に向かってやや幅が広くなり、前縁は緩やかな弧状となり、表面の点刻は密。
前胸背板の点刻は中央部でまばら、側方では密。
上翅には小点刻がまばらにあり、後半部では横しわ状になる。
中胸腹板突起は縦横がほぼ等長で、前縁は多少とも弧状になる。
雄は後胸腹板の中央が深くくぼみ、腹部第1~4腹板中央も明瞭にくぼむ。
触角の片状節は雌雄ほぼ同長。

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似ている種 (間違えやすい種)

他カナブン族

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生態

成虫の生息環境

平地から低山地。
関東以西では数が多く、都市部でも普通にみられるが、寒冷地では個体数が少ない。

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幼虫の生息環境

生態はほとんど未知であったが、近年、クズ群落内の地表から多数の個体が発見された(鈴木, 2011)。
深さ 15 ㎝程度の地中。

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成虫の食性

クヌギ、コナラなどの樹液の他、モモやトマトなどの熟果にもあつまる。

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ライフサイクル

年一化。
幼虫で越冬し、5月ごろ蛹化、約1か月で羽化する。

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種・分類一覧