- 解説一覧
- カナブン(Pseudotorynorrhina japonica)について
カナブン(Pseudotorynorrhina japonica)
- 【 学名 】
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Pseudotorynorrhina japonica (Hope, 1841)
目次
基本情報
- 分布
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本州(山形が北限)、粟島、佐渡島、伊豆諸島、隠岐、四国、小豆島、沖ノ島、九州、対馬、壱岐、平戸島、五島列島、甑島列島、、大隅諸島(黒島、種子島、屋久島)、済州島、朝鮮半島、中国
参考文献
最終更新日:2020-05-26 瀬戸内味わいにぼし
形態
- 成虫の形質
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艶のある黄褐色から茶褐色、赤褐色、濃藍色、緑黄色などの色彩変異も知られ、時に色彩がモザイク状となることもある。
緑色系の個体はアオカナブンと紛らわしいが、左右の後基節が明瞭に離れることで容易に識別される。
頭楯は前方に向かってやや幅が広くなり、前縁は緩やかな弧状となり、表面の点刻は密。
前胸背板の点刻は中央部でまばら、側方では密。
上翅には小点刻がまばらにあり、後半部では横しわ状になる。
中胸腹板突起は縦横がほぼ等長で、前縁は多少とも弧状になる。
雄は後胸腹板の中央が深くくぼみ、腹部第1~4腹板中央も明瞭にくぼむ。
触角の片状節は雌雄ほぼ同長。
参考文献
最終更新日:2020-05-26 瀬戸内味わいにぼし
生態
- 幼虫の生息環境
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生態はほとんど未知であったが、近年、クズ群落内の地表から多数の個体が発見された(鈴木, 2011)。
深さ 15 ㎝程度の地中。
参考文献
最終更新日:2020-05-26 瀬戸内味わいにぼし