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コアオハナムグリ(Gametis jucunda)の分類 Cetoniidae
コアオハナムグリ(Gametis jucunda)の概要 Gametis

コアオハナムグリ(Gametis jucunda)

【 学名 】
Gametis jucunda (Faldermann, 1835)

基本情報

大きさ・重さ

体長 12.6~15.2 ㎜

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最終更新日:2020-05-20 瀬戸内味わいにぼし

活動時期

早春から晩秋

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分布

北海道、本州、佐渡島、飛島、粟島、伊豆諸島、隠岐、四国、小豆島、九州、対馬、壱岐、平戸島、五島列島、甑島列島、大隅諸島(黒島、種子島、屋久島)
国外では、朝鮮半島、中国、ロシア東部、インドシナ半島、インド北部に分布する。

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学名の解説

種小名「jucunda」は「jucundus」で「楽しい・可愛い・きれい・快い」などの意。

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亜種

タイプ産地は中国。
亜種区分はされていない。

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人間との関係

柑橘類の開花期にもっとも普通にみられる訪花昆虫だが、花蜜や花粉を摂食する際に鋭い爪で花器を傷つけるため成熟した果実の果皮に傷害痕を残し、商品性を低下させる害虫として知られている。

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形態

成虫の形質

背面はふつう濃緑色から赤褐色。
まれに黒色の被覆物があり、表面には灰黄色の長毛がやや密に生える。
上翅には大きめの白斑が散布し、会合部にそって走る稜状の隆起線は弱く短い。
腹面はつやのある黒色、まれに黒緑色或いは黒褐色。
腹部腹板には白斑はない。

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生態

成虫の生息環境

日本産ハナムグリ亜科では最も普遍的に見られる種で、平地から中山帯まで生息し、都会地でも発生する。

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成虫の食性

キク科、バラ科、エゴノキ科、ユキノシタ科、ウコギ科、ブナ科など多種の花に集まる他、クヌギ、シイなどの樹液にも来る。

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ライフサイクル

成虫は4月下旬から11月上旬まで訪花活動が見られる。
5月中旬と9月中旬に発生のピークがあり、これらの個体は別世代のものである。越冬態は通常成虫で、9月中旬から11月に土中に潜入し、翌春4月下旬~5月下旬の間に再び地上に現われる。
これらの成虫は繁殖活動ののち7~9月に死亡して新世代の成虫と交代する。
6月上旬~7月中旬に孵化した幼虫は3令を経過し、同年8~10月の間に羽化したが, 室内飼育条件下で12% (41匹中5匹) の幼虫が4令に達し越冬に入った.

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特徴的な行動

成虫の行動範囲は広く、1日で 200 m以上移動する場合がある。
成虫は白色に誘引される。

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種・分類一覧