- 解説一覧
- ヒメコガネ(Anomala rufocuprea)について
基本情報
- 分布
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択捉島、国後島、北海道、本州、佐渡島、粟島、伊豆諸島、小笠原諸島、隠岐、四国、淡路島、九州、対馬、壱岐、五島列島、甑島列島、大隅諸島、吐噶喇列島(中之島)、奄美大島、サハリン、朝鮮半島
参考文献
最終更新日:2020-05-20 瀬戸内味わいにぼし
形態
- 成虫の形質
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色彩は黄褐色~赤銅色~緑~青紫色まで様々に変化する。
体表面にはやや鈍い金属光沢を帯びる。
体腹面と脚は赤褐色~黒色でかすかに金属光沢を帯びる。
頭部は頭楯が台形で、網目状に彫刻され、前縁はゆるく上反する。
頭部の点刻は前部で密に、前部側部では大きくなり一部が融合し、後部では小さくまばらになる。
前胸背板は中央部で小さな点刻をそなえ、側部では大きく密になる。
前角は鋭角で、後角は鈍角で先端は丸まる。
縁部は前縁では中央部で途切れることがあるが、後縁中央部5分の1をのぞき縁取られる。
側部中央部には1対の不明瞭なくぼみをもつ。
小楯板は小さな点刻をそなえる。
上翅は7~8条の点刻列をそなえ、間室は大きな点刻とやや小さな点刻を密にそなえる。
側縁隆起は肩部より上翅の10分の6(腹板第2節付近)まで縁どられる。
側縁膜は黄褐色から赤褐色で狭い。
翅端は丸みを帯びる。
後胸腹板は側部で横しわ状に彫刻され、黄色の長毛をそなえる。
中央は無毛で、点刻を列状にそなえる。
腹部腹板は横長の点刻をそなえ、側部では融合して横長のしわ状彫刻となる。
各腹板は1列の黄色の毛をそなえる。
側部稜は第1~4腹板でよく発達する。
尾節板は横長のしわ状彫刻をそなえ、側部前部と端部に黄色の短毛をそなえる。
脚は前脛節に第2外歯をそなえる。
後腿節は横長の点刻をそなえ、融合してしわ状となる。
赤褐色の1短毛列を後部より3分の1に生じる。
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最終更新日:2020-05-20 瀬戸内味わいにぼし
生態
- ライフサイクル
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幼虫の期間は5か月以上に及ぶ。
幼虫は産卵時期の早晩により9~10月中に3齢まで成長し、3齢で越冬するグループと2齢で越冬し、翌年3齢に成長するグループに大別できる。
3齢黄熟期で越冬した幼虫は6月上旬以前、2齢越冬幼虫は6月下旬以降に羽化するのに対し、3齢摂食ステージで越冬した幼虫は5月下旬から8月中旬の長期に渡って羽化した。
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最終更新日:2020-05-20 瀬戸内味わいにぼし
- 活動時間帯
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日の出前は静止しているが、日の出とともに摂食を開始し、15時頃を中心に雌雄が連鎖した後交尾に至り、23時~1時頃再び摂食を始めるという日照行動パターンを示した。
参考文献
最終更新日:2020-05-20 瀬戸内味わいにぼし