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Vespidaeの分類 ハチ目(Hymenoptera)
Vespidaeの概要 Vespoidea

Vespidae

【 学名 】
Vespidae

基本情報

大きさ・重さ

オオスズメバチは最大およそ45㎜にもなる。

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最終更新日:2020-05-21 瀬戸内味わいにぼし

活動時期

5月~10月(worker)

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分布

日本国内では28種が分布
全世界では約36属800種以上が知られている。

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別名・流通名・方言名

くまんばち

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分類学的位置付け

スズメバチ亜科、アシナガバチ亜科に分けられる

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人間との関係

vespa 属には攻撃性の高い種が多く、コガタスズメバチやキイロスズメバチのような軒下や屋根裏に巣を作る種、アシナガバチ類の一部のような生垣に巣を作る種も存在するため、庭作業・畑作業中、登山中などの刺傷例が多く報告されている。
人口動態統計をもとにした調査によると、2000年から2009年までのスズメバチ、アシナガバチなどとの接触による死亡数は男性が178例、女性が40例であった。
スズメバチ刺傷による死因の多くはアナフィラキシーショックによるものであるが、多臓器不全による死亡例も報告されている。

日本を含む東アジアでは多くの地域でスズメバチ食文化が伝統的に受け継がれており、有名なものとしては中部地方のクロスズメバチ属の利用が知られている。

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形態

成虫の形質

雄雌とも有翅、複眼は通常中央部がえぐられる。
触角は雄は13節、雌は12節。
前胸は退化し、中央部がくびれ、後部側縁は肩板の前縁の上に多少突出する。
中胸背板は大きく、前方に突出する。
基節は隣接する。
腹部第1背板は腹板とかさなり、しばしば部分的に癒合する。
第1腹板と第2腹板の間は顕著にくびれる。

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生態

成虫の食性

スズメバチ亜科、vespa 属の狩猟対象に関する記録は乏しいが、アシナガバチ亜科では、鱗翅目の幼虫の捕食記録がある。

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成虫の天敵

巣を襲う天敵としてはハチクマ、クマ類がよく知られているが、テンによるスズメバチの巣の捕食記録もある。

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ライフサイクル

スズメバチ亜科では、越冬から覚めた女王バチは単独で一層の巣盤を作成し、30~40の働きバチを産み育てる。
働きバチが営巣に加わると、巣は急速に発展し、巣盤は10層ほどになり、巣構成個体数も数1000匹に達する。
晩秋になると下層の巣盤から雄バチが出現し、さらに下層の大型の独房群の中で、翌年の女王バチが生産される。
交尾を終えた新女王バチは、単独で朽木に穿孔して越冬、翌春に営巣を開始する。

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活動時間帯

盛夏は特に、活動は午前中に集中している。
夜間に活動する種も知られている。

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生殖行動

秋に雄バチが現れ、交尾する

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産卵

産卵を行うのは女王バチのみである。

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特徴的な行動

スズメバチ亜科の種はコガタスズメバチ、キイロスズメバチのようなひらけた場所に巣をかけるのを除くと、樹洞や地中の空洞などのほとんど閉鎖された空間に外包でくるんだ巣盤巣を作る。
巣盤は常に個々の独房を下に向けて並列させて、求心的に円盤状に作られ、各房は六角柱状の側壁で囲まれている。
造巣材料は腐朽材をかみ砕いた細粉を唾液で練った木質繊維であり、乾燥後は硬いがもろく、暗褐色を呈する。

アシナガバチ亜科の種の作る巣はスズメバチ亜科のものと異なり、巣盤巣を外包でくるまない。
枯れ木の風化した表面の繊維を巣材とするため、巣壁は灰色を呈するが、樹木の若葉から集めた毛茸を材料とするために、毛茸の色彩から巣表面に美しい横縞模様を表す種も存在する。
巣の規模は小さく、全独房数が1000を超すことは少ない。

アシナガバチ亜科では幼虫に給餌する際に、栄養交換という行動がみられる。
栄養交換とは、成虫が食塊の液体部分を自分の餌として吸収し、残った固形部分を幼虫に与え、また、成虫が幼虫から糖やタンパクを含む唾液を受け取るというものである。

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その他生態

痛みやかゆみを起こすセロトニンやヒスタミン、赤血球を壊すペプチドや酵素、神経毒からなる毒を持つ。

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種・分類一覧