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カワトンボ科(Calopterygidae)の分類 昆虫綱(Insecta)
カワトンボ科(Calopterygidae)の概要 トンボ目(Odonata)

カワトンボ科(Calopterygidae)

【 学名 】
Calopterygidae

基本情報

分布

オセアニアを除く世界中に広く分布。

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最終更新日:2020-05-10 瀬戸内味わいにぼし

生息状況

21属180種が知られ、日本には5属7種が生息する

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形態

成虫の形質

翅胸の第1側縫線が完全に胸の上縁に達し、すべてのトンボ目中もっとも細密な翅脈をもつなどの形態的特徴がある中くらいから大型のトンボ類。
翅の基部は後縁のふくらみが付け根まぎわまで達して柄状に細くならず、概して翅幅が広い。
しかし東南アジアに分布するオパールカワトンボ亜科 Caliphate のように基部がわずかに柄状化しているものもある。
翅には四角室がある。
四角室は非常に細長く、多くの横脈がある。
第3径狭脈は、第2, 3径脈が前方に湾曲した後に分岐する。
縁紋を欠いたり、雄だけがなくて雌に偽縁紋とよばれる中に細い翅脈がある贋いものがあるもの、両性とも真性の縁紋があるものなどバラエティに富んでいる。
光沢の強い金属緑色や青藍色、にぶい梨地光沢を伴う銅色あるいは赤紫がかった銅色の体色のものが多く、成熱するとに白粉を生じる種もある。
翅も透明のほか、橙赤色、淡橙色褐色、黒、青藍色、金緑色などさまざまの美しい色彩を有する種類があり、また翅膜に真珠光沢を帯びる種も知られている。

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幼体の形質

幼虫は著しく細長い体つきをした大きなヤゴで、触角の第1節が長大でほかの節の総長よりも長い。
尾鰓は外皮が厚く、細長い剣状あるいは槍先状をしていて中軸が稜をなしている。

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生態

成虫の生息環境

源流部からゆるやかな河川下流域までの流水域にすむ。

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幼虫の生息環境

おもに流水に生息している。

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生殖行動

雄は配偶行動の際に、 求愛ディスプレイを行うものが多い。

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産卵

産卵は雌単独で静止しながら行い、産卵管で植物組織内に卵を挿入する。

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その他生態

静止するときは、翅を閉じる。

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種・分類一覧