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ウスバカゲロウ科(Myrmeleontidae)の分類 昆虫綱(Insecta)
ウスバカゲロウ科(Myrmeleontidae)の概要 アミメカゲロウ目(Neuroptera)

ウスバカゲロウ科(Myrmeleontidae)

【 学名 】
Myrmeleontidae

基本情報

大きさ・重さ

多くのものは開長 80 ㎜前後
大型種では開長 180 ㎜に達し、開長 50 ㎜前後の小型種もいる。

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最終更新日:2020-05-07 瀬戸内味わいにぼし

分布

多くは熱帯から温帯

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生息状況

世界中から40属650種以上が知られている。
日本からははっきりしない種も含めて9属14種が記録されている。

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学名の解説

科名の由来する属名「Myrmeleon」はギリシャ語で英名の「ant-lion」の意。

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生態

成虫の生息環境

丘陵地や山地に多い。

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幼虫の天敵

一部の種にツリアブ科とヒメバチ科が寄生する。

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ライフサイクル

種により土中その他に産下された卵は数日を経て孵化、2~3年を要して老熟した3齢幼虫は、尾端の紡績突起から糸を出し、繭を作ってその中で数日後には蛹化、次いで成虫が羽化する。
新生した成虫は羽化後まもなく、2~3年を要した幼虫期間の宿便塊を排出する。
幼虫、すなわちアリジゴクの肛門は開ざされていて、一片の老廃物も排出しないものであって、このような事実は他の自由生活をする昆虫には知られていない。

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活動時間帯

夜行性で、夕暮れまたは森林内の薄暗い場所を飛翔するものがよく見られる。

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産卵

新潟におけるコカスリウスバカゲロウの研究より推定して、本科の各種の産卵数はほぼ20個ないし30個前後。

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特徴的な行動

一部の種の幼虫は大木や石の陰の砂質土に噴火口状の穴をうがってその底に潜み、穴に落ちかけたアリ類などの小昆虫を察知すると頭部で勢いよく砂粒をはね上げてはい上がろうとする小昆虫を落下させ大顎で捕らえ、土中に引き込んで食う習性を有するが、種によっては穴を作らず砂中、落葉下、石面の凹所などにかくれて接近した小昆虫を捕食して生長するものもある。

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種・分類一覧