- 解説一覧
- シオヤアブ(Promachus yesonicus)について
基本情報
- 大きさ・重さ
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・成虫体長: 23~30 ㎜
・卵の大きさ: 1.3 ㎜ × 短径 0.7 ㎜
参考文献
- 田川勇次 2008 シオヤアブ, 平嶋義宏、森本桂(監修) 新訂 原色昆虫大圖鑑Ⅲ. 北隆館. 333.
- 2012 虫の卵ハンドブック - 書籍全体, 鈴木知之(著) 虫の卵ハンドブック. 文一総合出版. .
最終更新日:2020-05-20 ひろりこん
- 活動時期
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6~9月(日本国内)
参考文献
- 塚田拓 2012 ハエ, 福田晴夫、山下秋厚、福田輝彦、江平憲治、二町一成、大坪修一、中峯浩司、塚田拓(著) 昆虫の図鑑採集と標本の作り方 野山の宝石たち 増補改訂版. 南方新社. pp. 195-202.
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- 分布
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日本全土;朝鮮半島・中国・極東ロシア
参考文献
- 田川勇次 2008 シオヤアブ, 平嶋義宏、森本桂(監修) 新訂 原色昆虫大圖鑑Ⅲ. 北隆館. 333.
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- 人間との関係
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コガネムシ科の天敵として知られ、益虫とされる。
参考文献
- 2012 昆虫好きの生態観察図鑑Ⅱ コウチュウ・ハチ・カメムシ他 - 書籍全体, 鈴木欣司、鈴木悦子(著) 昆虫好きの生態観察図鑑Ⅱ コウチュウ・ハチ・カメムシ他. 緑書房. .
最終更新日:2020-05-20 ひろりこん
形態
- 成虫の形質
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体色は黒色。頭部は黄褐色の粉で被われる。
顔面の下方隆起は顕著で黄毛を装い、後頭背縁と前胸背前縁に、黒色刺毛列がある。
触角第3節は第1節と等長。その2倍弱長の端刺がある。
胸部は褐色の粉で被われ、胸背は短黒毛を装う。後方には黄毛が生え、側縁刺毛は黒色。小盾板は一様に黄毛で被われる。
翅脈は特徴的で、亜縁室が3室存在する。
脚は黒色だが、脛節のみ黄褐ないし赤褐色である。
腹部には、雄では基部5節、雌では6節の各節後縁に、黄白粉と同色毛によりなる横帯がある。雄は尾端に白毛塊を持つが、雌は第7・8節とも青色光沢があって単純に黒毛を装う。
参考文献
- 田川勇次 2008 シオヤアブ, 平嶋義宏、森本桂(監修) 新訂 原色昆虫大圖鑑Ⅲ. 北隆館. 333.
最終更新日:2020-05-20 ひろりこん
生態
- 成虫の生息環境
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低地帯から低山帯
参考文献
- 2012 昆虫好きの生態観察図鑑Ⅱ コウチュウ・ハチ・カメムシ他 - 書籍全体, 鈴木欣司、鈴木悦子(著) 昆虫好きの生態観察図鑑Ⅱ コウチュウ・ハチ・カメムシ他. 緑書房. .
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- 成虫の食性
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コガネムシ類をはじめ様々な昆虫を捕らえ、体液を吸う。
ときにはシオカラトンボのような、自分よりも大きな獲物さえ捕食する。
参考文献
- 塚田拓 2012 ハエ, 福田晴夫、山下秋厚、福田輝彦、江平憲治、二町一成、大坪修一、中峯浩司、塚田拓(著) 昆虫の図鑑採集と標本の作り方 野山の宝石たち 増補改訂版. 南方新社. pp. 195-202.
- 2010 里山の昆虫ハンドブック - 書籍全体, 大林延夫(監修) 里山の昆虫ハンドブック. NHK出版. .
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- 幼虫の食性
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土中でほかの昆虫などを食べて育つ。
参考文献
- 2010 里山の昆虫ハンドブック - 書籍全体, 大林延夫(監修) 里山の昆虫ハンドブック. NHK出版. .
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- ライフサイクル
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幼虫で越冬する。
参考文献
- 2010 里山の昆虫ハンドブック - 書籍全体, 大林延夫(監修) 里山の昆虫ハンドブック. NHK出版. .
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- 産卵
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雌は各種の植物の葉裏に止まり、100卵ほどを塊にして産付し、泡状の分泌物で覆って卵鞘を作る。地上 50 ㎝~ 1 mの位置に産卵することが多い。
南関東平野部での産卵最盛期は、6月下旬~7月上旬。
参考文献
- 2012 虫の卵ハンドブック - 書籍全体, 鈴木知之(著) 虫の卵ハンドブック. 文一総合出版. .
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