- 解説一覧
- モンスズメバチ(Vespa crabro)について
目次
基本情報
- 生息状況
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多くの場所で個体数が減少傾向にあり、その理由の1つとしてハルゼミ (他のセミとは異なり、春から初夏にかけて成虫が出る) の個体数減少が挙げられている。
参考文献
最終更新日:2020-05-01 鍋
- 亜種
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・原名亜種 V. c. crabro (Linnaeus, 1758)
ヨーロッパ北部~シベリア (スカンジナビア、ロシア、シベリア南東部、満州北部、サハリン、スウェーデン、ウスリーなど) に分布。
・日本亜種 V. c. lavofasciata (Cameron, 1903)
日本本土およびその周辺の島嶼に分布。
全部で10亜種程度が知られているが、個体変異があり、また地域によっては中間型が出るので、亜種の区分はしばしば明確でない。
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形態
- 成虫の形質
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小型〜中型のスズメバチ。体は黒色で、腹部の波を打った黄色い模様が特徴。雄の腹部は斑紋の変化が多く、第2腹背節中央部に幅広い赤褐色の帯紋がある個体がいる。
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生態
- ライフサイクル
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中期営巣型で、女王バチは5月中旬に巣を創設する。働きバチは6月より羽化し、9〜10月には個体数は50〜400となる。雄および新女王は9〜10月に羽化して交尾し、新女王のみが成虫で越冬する。
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- 特徴的な行動
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コロニーが引っ越しを行う習性を持ち、はじめ営巣していた空間が巣を広げていく上で狭くなった場合、より広い空間へと移動する。
攻撃性、威嚇性ともに強く、毒量も多いので注意が必要。
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