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ミカドトックリバチ(Eumenes micado)の分類 Vespidae
ミカドトックリバチ(Eumenes micado)の概要 Eumenes

ミカドトックリバチ(Eumenes micado)

【 学名 】
Eumenes micado Cameron, 1904

基本情報

大きさ・重さ

成虫体長:10~15 ㎜

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最終更新日:2020-08-12 ひろりこん

活動時期

成虫出現時期(日本国内):6~10月ごろ

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分布

北海道・本州・四国・九州・対馬・大隅諸島(屋久島、種子島)

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別名・流通名・方言名

トックリバチ

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分類学的位置付け

サムライトックリバチ E. samuray Schulthess は、本種の夏型でありシノニムとされた。従来 E. micado と呼ばれていたのは春型である。

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形態

成虫の形質

体全体は黒色でやや光沢があり、腹部の点刻は微細で全体に褐色の微毛を密生する。翅はやや暗色だが透明で、前翅前縁は暗褐色。

頭楯はメスでは黒色で基部に八の字型の黄斑があり、オスでは全体が黄色。また、オスの触角先端は鉤状になっている。

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生態

成虫の食性

訪花して吸蜜する。

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幼虫の食性

成虫が狩ったシャクトリムシやメイガなどのチョウ目幼虫。

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ライフサイクル

成虫は泥土で枝や壁などにトックリ型の巣をつくり、卵を産み付けたあと、シャクトリムシやメイガなどのチョウ目幼虫を狩り、針を刺して麻酔し仮死状態にして数頭詰め込み、蓋をする。孵化した幼虫はそれらの幼虫を餌として成長する。

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関連情報

味や食感

奈良県、特に吉野では秋の味覚として、種は明確ではないが数種類のハチの子が賞味されていた。本種はそのひとつと考えられており、幼虫を巣から掘りだし、はらわたを抜いて食べたとされる。

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種・分類一覧