- 解説一覧
- ミカドトックリバチ(Eumenes micado)について
基本情報
- 分類学的位置付け
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サムライトックリバチ E. samuray Schulthess は、本種の夏型でありシノニムとされた。従来 E. micado と呼ばれていたのは春型である。
参考文献
最終更新日:2020-08-12 ひろりこん
形態
- 成虫の形質
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体全体は黒色でやや光沢があり、腹部の点刻は微細で全体に褐色の微毛を密生する。翅はやや暗色だが透明で、前翅前縁は暗褐色。
頭楯はメスでは黒色で基部に八の字型の黄斑があり、オスでは全体が黄色。また、オスの触角先端は鉤状になっている。
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最終更新日:2020-08-12 ひろりこん
生態
- ライフサイクル
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成虫は泥土で枝や壁などにトックリ型の巣をつくり、卵を産み付けたあと、シャクトリムシやメイガなどのチョウ目幼虫を狩り、針を刺して麻酔し仮死状態にして数頭詰め込み、蓋をする。孵化した幼虫はそれらの幼虫を餌として成長する。
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最終更新日:2020-08-12 ひろりこん
関連情報
- 味や食感
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奈良県、特に吉野では秋の味覚として、種は明確ではないが数種類のハチの子が賞味されていた。本種はそのひとつと考えられており、幼虫を巣から掘りだし、はらわたを抜いて食べたとされる。
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最終更新日:2020-08-12 ひろりこん