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Copera annulataの分類 モノサシトンボ科(Platycnemididae)
Copera annulataの概要 Copera

Copera annulata

【 学名 】
Copera annulata Selys, 1863

基本情報

大きさ・重さ

全長 雄 39~50 ㎜、雌 38~51 ㎜
腹長 雄 31~40 ㎜、雌 31~41 ㎜
後翅長 雄 18~26 ㎜、雌 19~26 ㎜
幼虫 24~29 ㎜ 側尾鰓長 13~14 ㎜

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最終更新日:2020-05-10 瀬戸内味わいにぼし

活動時期

5月末~9月中旬

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分布

北海道から九州にかけて分布する。

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学名の解説

種小名「annulata」は「annulus」で「指輪」の意。

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和名の解説

腹部の定規のような環状紋から。

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分類学的位置付け

本種とオオモノサシトンボはDNA解析では明瞭な差が見られない。

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形態

成虫の形質

雄は成熟すると斑紋が水色になり、雌は黄緑色の個体と水色の個体とがいる。
オオモノサシトンボと酷似し、胸部や腹部先端の斑紋で区別するが、斑紋が黒化して同定が難しい個体も見られる。
雄は後頭部に青白い斑紋があり、脛節は白く、やや広がる。
雌雄とも複眼に沿って淡色斑が発達する。

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幼体の形質

体長にほぼ等しい長大な尾鰓と比較的長い脚を持つうす汚れた褐色をしたヤゴ。
繊細なイトトンボ科のヤゴと違って体皮がやや厚く、表面に艶がないためいくぶんいかつい感じがする。
同属のオオモノサシトンボのほか、グンバイトンボ属のものともよく似ているが、それらとは側棘が腹部の第8節と第9節にしかないことで区別される。

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生態

成虫の生息環境

平地から丘陵地にかけての周囲に樹林のある池沼。
流れの緩やかな河川で見られることもある。

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幼虫の生息環境

挺水植物の根際や植物性沈積物などにつかまっている。

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ライフサイクル

卵期間1~2週間程度、幼虫期間4か月~1年程度。
幼虫で越冬する。

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生殖行動

雌を見つけた雄は連結し、周囲の植物に止まって移精と交尾を行う。
交尾は午前中によく行われる。

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産卵

交尾後のペアは連結態のまま水面付近の植物に産卵し、雄は直立姿勢で警護することが多い。
雌は単独産卵も行う。

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その他生態

幼虫は挺水植物の根際や植物性沈積物などにつかまって腹部を背面にそらし、3枚の尾鰓を大きく開いていることが多い。
捕獲されると脚を縮め、U字型に体を曲げて死んだふりをする。

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種・分類一覧