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- ダビドサナエ(Davidius nanus)について
ダビドサナエ(Davidius nanus)
【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種
- 【 学名 】
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Davidius nanus Selys, 1869
基本情報
- 大きさ・重さ
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全長 雄 43~51 ㎜、雌 40~47 ㎜
腹長 雄 31~38 ㎜、雌 27~34 ㎜
後翅長 雄 24~29 ㎜、雌 26~30 ㎜
幼虫 18~22 ㎜ 頭幅 5~6 ㎜
参考文献
最終更新日:2020-05-10 瀬戸内味わいにぼし
形態
- 成虫の形質
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翅胸前面の横条は逆「ハ」の字型。
胸部側面の黒条は2本だが、1本は消失傾向のものも見られる(ヒトスジ型)。
クロサナエやモイワサナエと酷似するが、雄尾部上付属器の形状や、頭部の複眼に沿った隆起が直線状であること、頭部大顎側面や前脚基節に黄斑を持つことなどで区別される。
腹部第10節の側面が張り出す。
参考文献
最終更新日:2020-05-10 瀬戸内味わいにぼし
- 幼体の形質
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褐色ないし黒褐色をした毛深い扁平なヤゴ。
同属の多種に酷似していて判別が難しいが、腹部第7~9節の側棘がやや細めで先がうしろに向かっている。
雄は肛上片の突起の形状でクロサナエと区別可能。
触角の第3節はへら状。
翅鞘はやや左右に開く。
背棘は無い。
参考文献
最終更新日:2020-05-10 瀬戸内味わいにぼし
- 地理的変異
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対馬産の個体は著しく小さい。
胸部側面の黒条の上半部が消失傾向のいわゆる「ヒトスジ型」の出現にはかなりはっきりした地域性がみられる。
参考文献
最終更新日:2020-05-10 瀬戸内味わいにぼし
生態
- 生殖行動
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成熟雄は水辺に静止して雌を待つ。
雌が現れるととびかかって連結し、交尾態となって周囲の植物に止まる。
継続時間は長く、2~3時間に達し、数時間にわたる記録もある。
参考文献
最終更新日:2020-05-10 瀬戸内味わいにぼし
- 産卵
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雌は単独で水際の丈の低い草地や苔の生えた石の上を訪れ、非常に緩やかに飛びながら卵を一粒ずつばらまく。
産卵途中で植物などに止まり、なお卵をばらまくこともあるという。
参考文献
最終更新日:2020-05-10 瀬戸内味わいにぼし