- 解説一覧
- コオニヤンマ(Sieboldius albardae)について
目次
基本情報
- 大きさ・重さ
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全長 雄 81~93 ㎜、雌 75~90 ㎜
腹長 雄 53~69 ㎜、雌 52~66 ㎜
後翅長 雄 46~54 ㎜、雌 48~62 ㎜
幼虫 34~40 ㎜ 頭幅 8~9 ㎜
参考文献
最終更新日:2020-05-10 瀬戸内味わいにぼし
- 分類学的位置付け
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日本産の種として当初 S. japponicus Selys, 1854 が記載されたが、ボルネオ産の標本と入れ替わっていたことが判明したため、本種の学名はもともとボルネオ産の種に付けられた S. albardae Selys, 1886 が適用される。
参考文献
最終更新日:2020-05-10 瀬戸内味わいにぼし
形態
- 成虫の形質
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サナエトンボ科で最大の種。
雌雄とも体が大きい割に頭部が小さく、後脚の腿節が著しく太くて長い。
後頭後縁が平たく盛り上がり、1対の三角形状の突起となる。
翅胸前面の黄色条は通常襟条とつながらず、縦二の字形をしているが中には襟条と連続している個体もある。
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最終更新日:2020-05-10 瀬戸内味わいにぼし
- 幼体の形質
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赤褐色あるいは黒褐色の著しく扁平な広葉状あるいはうちわ状の特異な体型をした大きなヤゴ。
触角第3節は円盤状。
体色は雌幼虫は黒色に、雄幼虫は茶色に近くなる傾向がみられる。
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最終更新日:2020-05-10 瀬戸内味わいにぼし
生態
- 生殖行動
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成熟雄は川辺の石などに止まって縄張り占有する。
雌が現れると掴みかかって連結し、樹上へ連れ去って交尾する。
交尾時間は比較的長い。
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最終更新日:2020-05-10 瀬戸内味わいにぼし