Sinictinogomphus clavatusの解説トップに戻る
Sinictinogomphus clavatusの分類 サナエトンボ科(Gomphidae)
Sinictinogomphus clavatusの概要 Sinictinogomphus

Sinictinogomphus clavatus

低危険種 (LC or LR/lc)

【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種

【 学名 】
Sinictinogomphus clavatus Fabricius, 1775

基本情報

大きさ・重さ

全長 雄 77~87 ㎜、雌 70~84 ㎜
腹長 雄 52~59 ㎜、雌 49~60 ㎜
後翅長 雄 40~47 ㎜、雌 44~51 ㎜
幼虫 38~44 ㎜ 頭幅 8~9 ㎜

参考文献

最終更新日:2020-05-10 瀬戸内味わいにぼし

活動時期

5月中旬から10月中旬

参考文献

最終更新日:2020-05-10 瀬戸内味わいにぼし

分布

本州~九州にかけて広く分布する。

参考文献

最終更新日:2020-05-10 瀬戸内味わいにぼし

学名の解説

種小名「clavatus」は「縞模様・虎柄」の意。

参考文献

最終更新日:2020-05-10 瀬戸内味わいにぼし

和名の解説

腹部にある特異なうちわ状の付属物から。

参考文献

最終更新日:2020-05-10 瀬戸内味わいにぼし

亜種

国外から亜種 phaleratus (Selys, 1854) が記載されている。

参考文献

最終更新日:2020-05-10 瀬戸内味わいにぼし

別名・流通名・方言名

クルマトンボ、クルマヤンマ、オクルマなど

参考文献

最終更新日:2020-05-10 瀬戸内味わいにぼし

形態

成虫の形質

雌雄とも腹部第8節の側縁がウチワ状に広がる。
タイワンウチワヤンマに似るが、腹部第8節のうちわ状の広がりが大きく、中に黄色部があること、腿節に黄斑があることなどで区別できる。

参考文献

最終更新日:2020-05-10 瀬戸内味わいにぼし

幼体の形質

なめらかで艶のある淡褐色をしたとげとげしい外郭の大きなヤゴ。
腹部の幅が第7節まで徐々に広まり、第8~10節がほぼ直線的に細まって末端が逆三角形をしている。
第7~9節の両側にはっきりした黒色斑がある。

参考文献

最終更新日:2020-05-10 瀬戸内味わいにぼし

卵の形質

あめ色でラグビーボールのような形をしていて、細い粘着性の糸でつながっている。

参考文献

最終更新日:2020-05-10 瀬戸内味わいにぼし

生態

成虫の生息環境

平野部~丘陵地の水面の開けた池沼や湖。

参考文献

最終更新日:2020-05-10 瀬戸内味わいにぼし

ライフサイクル

卵期間1~2週間程度、幼虫期間1~2年程度。
幼虫で越冬する。

参考文献

最終更新日:2020-05-10 瀬戸内味わいにぼし

孵化・脱皮・羽化

羽化はおおむね夜半に挺水植物や杭、護岸壁などに定位して行い、翅が伸び終わると暗い中飛び立つ。

参考文献

最終更新日:2020-05-10 瀬戸内味わいにぼし

生殖行動

交尾は岸辺の植物などに静止して行う。

参考文献

最終更新日:2020-05-10 瀬戸内味わいにぼし

産卵

交尾が終わりに近づくと、交尾態のまま広く飛び回って産卵場所となる水面の浮遊物を探す。
そのうえで雄は連結を解き、雌は単独でホバリングしながら、腹端で浮遊物を間欠的に打つ。

参考文献

最終更新日:2020-05-10 瀬戸内味わいにぼし

種・分類一覧