- 解説一覧
- Libellula quadrimaculataについて
Libellula quadrimaculata
【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種
- 【 学名 】
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Libellula quadrimaculata Linnaeus, 1758
基本情報
- 大きさ・重さ
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全長 雄 42~50 ㎜、雌 40~48 ㎜
腹長 雄 26~32 ㎜、雌 25~32 ㎜
後翅長 雄 36~42 ㎜、雌 37~44 ㎜
幼虫 17~22 ㎜ 頭幅 6~7 ㎜
参考文献
最終更新日:2020-05-15 瀬戸内味わいにぼし
- 亜種
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海外からは複数の亜種が知られ、日本産は亜種 asahinai Schmidt, 1957 とされているが、大陸産との差異は明瞭ではない。
また、この「asahinai」は日本トンボ学会の創設者であり、国際トンボ学会の初代会長でもある朝比奈正二郎博士に献名されたものである。
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形態
- 成虫の形質
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雌雄とも黄褐色のがっしりした体型の中型のトンボで、翅に黒い小さな斑紋がある。
結節付近の斑紋は前縁に届く。
雌雄とも胸部は毛深い。
腹部腹面には黄色斑が並ぶ。
翅の亜結節部と縁紋付近に黒褐色斑が発達した個体も見られ、プラエヌビラ型と呼ばれる。
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- 幼体の形質
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汚褐色ないし濃褐色をしたシオカラトンボ型のヤゴで、同属のベッコウトンボに酷似しているが、腹部第3~8節に背棘がある。
頭部は角張った逆台形。
側棘は第8・9節にあるが短く目立たない。
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生態
- 生殖行動
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成熟雄は抽水植物などに止まって縄張り占有し、頻繫に飛び立ってホバリングを交えた巡回飛翔を行う。
雌を見つけた雄は直ちに連結し、空中で交尾態となる。
交尾は終始飛びながら行われ、数秒から数十秒で終わる。
参考文献
最終更新日:2020-05-15 瀬戸内味わいにぼし