- 解説一覧
- Crocothemis serviliaについて
Crocothemis servilia
【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種
- 【 学名 】
-
Crocothemis servilia Drury, 1773
目次
基本情報
- 大きさ・重さ
-
全長 雄 41~55 ㎜、雌 38~50 ㎜
腹長 雄 25~34 ㎜、雌 24~33 ㎜
後翅長 30~38 ㎜
幼虫 18~24 ㎜ 頭幅 6~7 ㎜
参考文献
最終更新日:2020-05-15 瀬戸内味わいにぼし
- 人間との関係
-
ナツアカネやショウジョウトンボのような赤みの強いアカトンボが百日咳や扁桃腺炎、梅毒などに効果があると信じられており、日本や中国で漢方薬として用いられていた。
参考文献
最終更新日:2020-05-15 瀬戸内味わいにぼし
形態
- 成虫の形質
-
中型のトンボで、雌や未成熟の雄は橙黄色~黄褐色をしているが、成熟雄は全身が鮮やかな赤色になる。
雌雄とも翅の基部に橙色斑がある。
未成熟雄はオオキトンボに似るが、前胸には毛がない。
南西諸島の個体群は腹部背面の黒条が目立つ。
参考文献
最終更新日:2020-05-15 瀬戸内味わいにぼし
- 幼体の形質
-
淡い緑褐色あるいは濃褐色をしたヤゴ。
背棘はなく、側棘は第8, 9節にあるが短小で目立たない。
腹部の背面の中央に1本の太い黒褐色条があり、下面にも広く黒褐色斑が現れることがある。
参考文献
最終更新日:2020-05-15 瀬戸内味わいにぼし
生態
- 産卵
-
受精した雌は交尾を解いた水域の植物の際や水面の浮遊物の周囲をややあいだを置いて連続打水して産卵する。
産卵時にしばしば雄が上空をホバリングしてみまもり、再三、交尾産卵を繰り替えすこともある。
参考文献
最終更新日:2020-05-15 瀬戸内味わいにぼし