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- マユタテアカネ(Sympetrum eroticum)について
マユタテアカネ(Sympetrum eroticum)
【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種
- 【 学名 】
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Sympetrum eroticum Selys, 1883
基本情報
- 大きさ・重さ
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全長 雄 30~43 ㎜、雌 30~42 ㎜
腹長 雄 19~28 ㎜、雌 20~29 ㎜
後翅長 雄 22~32 ㎜、雌 22~33 ㎜
幼虫 13~17 ㎜ 頭幅 4.5~5 ㎜
参考文献
最終更新日:2020-05-15 瀬戸内味わいにぼし
形態
- 成虫の形質
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顔面に明瞭な眉斑があり、雌は翅端に斑紋のある個体とない個体がいる。
成熟雄は腹部が赤化し、雌は淡褐色の個体と赤化する個体がいる。
同属他種とは、雄尾部付属器、雌産卵弁の形状で区別する。
参考文献
最終更新日:2020-05-15 瀬戸内味わいにぼし
- 幼体の形質
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淡褐色ないし褐色の地に複雑な濃色斑がある典型的なアカネ型のヤゴ。
下唇側片の斑紋は比較的明瞭。
背棘は第4~8節にある。
側棘は第8・9節にあるが細めで、8節のものの先端は第9節後縁に届かない。
参考文献
最終更新日:2020-05-15 瀬戸内味わいにぼし
生態
- 産卵
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交尾後は連結態のまま水際の湿った泥の上を連続的に打水して産卵するが、ときには浅い水面を打水して産卵することもある。
雌単独でも産卵し、その際雄は単独産卵中の雌の警護飛翔をする。
参考文献
最終更新日:2020-05-15 瀬戸内味わいにぼし