- 解説一覧
- Sympetrum pedemontanumについて
Sympetrum pedemontanum
【IUCN】現時点での絶滅危険度の低い種
- 【 学名 】
-
Sympetrum pedemontanum O.F. Müller in Allioni, 1766
基本情報
- 大きさ・重さ
-
全長 雄 30~41 ㎜、雌 30~40 ㎜
腹長 雄 19~27 ㎜、雌 20~28 ㎜
後翅長 雄 23~31 ㎜、雌 24~32 ㎜
幼虫 12~17 ㎜ 頭幅 4.5 ㎜内外
参考文献
最終更新日:2020-05-15 瀬戸内味わいにぼし
- 分布
-
北海道から九州まで広く分布する。
国外では朝鮮半島に分布し、それより西の中国東北部から中央アジアを経てヨーロッパに至る広範な地域には原名亜種であるヨーロッパミヤマアカネが生息している。
参考文献
最終更新日:2020-05-15 瀬戸内味わいにぼし
形態
- 成虫の形質
-
前後翅に広い褐色の帯を持つアカトンボ。
同様な斑紋を持つ種はコフキトンボ雌(オビトンボ型)のみ。
雌雄とも目立った体斑は無く、雄は成熟すると縁紋を含め全身が赤化する。
雌は橙褐色だが、縁紋や腹部の赤みが強くなる個体もいる。
参考文献
最終更新日:2020-05-15 瀬戸内味わいにぼし
- 幼体の形質
-
淡褐色の地に複雑な濃色斑がある典型的なアカネ型のヤゴ。
下唇前基節は幅広く、側片の斑紋は比較的明瞭。
側棘は第8・9節にあるが太短く、9節のものでも腹節の半分以下の長さ。
背棘は第4~8節にある。
参考文献
最終更新日:2020-05-15 瀬戸内味わいにぼし
生態
- 産卵
-
交尾後のペアは連結態のまま浅い流れを訪れ、水面や泥面を腹端で打って産卵する。
雄の警護飛翔をともない、雌が単独で産卵することもある。
参考文献
最終更新日:2020-05-15 瀬戸内味わいにぼし