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Sympetrum risiの分類 トンボ科(Libellulidae)
Sympetrum risiの概要 アカネ属(Sympetrum)

Sympetrum risi

【 学名 】
Sympetrum risi Bartenef, 1914

基本情報

大きさ・重さ

全長 雄 34~46 ㎜、雌 31~42 ㎜
腹長 雄 22~30 ㎜、雌 20~30 ㎜
後翅長 26~34 ㎜
幼虫 13~20 ㎜ 頭幅 5.8 ㎜内外

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最終更新日:2020-05-15 瀬戸内味わいにぼし

活動時期

6月下旬から12月初めごろまで

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分布

北海道から九州まで広く分布する。

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学名の解説

イギリスのトンボ学者 F. Ris に献名されたもの。

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和名の解説

イギリスのトンボ学者 F. Ris に献名されたもの。

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亜種

本州以南の個体群は原名亜種、北海道の個体群は亜種 yosico Asahina, 1961 (ヒメリスアカネ)とされるが、DNA解析では明瞭な差がない。

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形態

成虫の形質

雄は成熟すると腹部が赤化する。
雌は腹部が淡褐色の個体が多いが、雄のように赤くなる個体もいる。
雌雄とも翅端に褐色斑を持つが、北海道の個体群では収縮する。
雌雄とも眉状斑は無い。
胸側の第1側縫線に沿う黒条が下から3/4くらいの位置で断ち切れる。

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幼体の形質

褐色を主調にした地に複雑な濃色斑がある典型的なアカネ型のヤゴ。
側棘は第8・9節にあり、8節のものの先端は第9腹節の後縁を超える。
下唇側片の斑紋は明瞭。
背棘は第4~8節にある。

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生態

成虫の生息環境

平地から山地の周囲を樹林に囲まれた池沼。
秋に岸辺の露出する池沼を好む。

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ライフサイクル

卵期間半年程度、幼虫期間3~5か月程度。
卵で越冬する。

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生殖行動

成熟雄は水辺の枝先などで縄張りを持ち、雌を見つけると交尾態となって樹上の枝や葉に静止する。

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産卵

雌は連結産卵の他、単独でも産卵し、しばしば雄が警護する。
水際の薄暗い木陰などでホバリングしながら時折強く打空し、卵を振り飛ばす。
腹端から卵が放出される様子がみえる。

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関連情報

その他

北海道亜種とムツアカネとの異種間交尾が観察されている。

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種・分類一覧