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Sympetrum speciosumの分類 トンボ科(Libellulidae)
Sympetrum speciosumの概要 アカネ属(Sympetrum)

Sympetrum speciosum

【 学名 】
Sympetrum speciosum Oguma, 1915

基本情報

大きさ・重さ

全長 雄 39~48 ㎜、雌 38~46 ㎜
腹長 雄 24~29 ㎜、雌 23~30 ㎜
後翅長 雄 29~37 ㎜、雌 31~39 ㎜
幼虫 17~21 ㎜ 頭幅 6 ㎜

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最終更新日:2020-05-15 瀬戸内味わいにぼし

活動時期

5月中旬から11月初めごろまで

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分布

東北地方以南に分布する。

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学名の解説

種小名「speciosum」は「美しい」の意。

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和名の解説

翅の基部の顕著な橙赤斑から。

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亜種

日本産は原名亜種とされ、台湾の個体群は亜種 taiwanum Asahina, 1951 とされている。

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形態

成虫の形質

翅の基部が赤い、がっしりとした体形のアカトンボ。
成熟雄は全身が赤化し、ショウジョウトンボに似るが胸部に太い黒条がある。
雌は腹部背面が赤化する個体が多いが、橙褐色の個体もいる。
未成熟雄は胸部の斑紋は黄色で腹部は橙黄色。

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幼体の形質

淡褐色の地に複雑な濃色斑がある典型的なアカネ型のヤゴ。
背棘は変異が大きく、普通第4~7節にあるが全くない個体や8節にもある個体がいる。
側棘は第8・9節にあるが、8節のものの先端は第9腹節後縁に届かない場合が多い。
各腹節後半側縁の白い斑紋が目立つ個体が多い。

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生態

成虫の生息環境

平地から山地の樹林に囲まれた池沼。

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幼虫の生息環境

挺水植物の根際や植物性沈積物の陰などに潜んだり泥の上にうずくまったりしている。

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ライフサイクル

卵期間1~3週間程度、幼虫期間3~9か月程度。
幼虫で越冬する。

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生殖行動

雌を見つけた雄はとびかかり、空中で交尾態となって樹上の枝や葉上に止まる。

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産卵

交尾後は連結態で開けた水面を飛び、打水産卵を行う。
雌の単独産卵に移行し、雄は警護飛翔に入ることもある。

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種・分類一覧