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カノコガ(Amata fortunei)の分類 ヒトリガ科(Arctiidae)
カノコガ(Amata fortunei)の概要 Amata

カノコガ(Amata fortunei)

【 学名 】
Amata fortunei de l'Orza, 1869

基本情報

大きさ・重さ

開張 30~37 ㎜
幼虫 約 25 ㎜

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最終更新日:2020-05-06 瀬戸内味わいにぼし

活動時期

年2化、6月と8~9月に出現。

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分布

北海道、本州、四国、九州、対馬
国外では台湾、朝鮮半島、中国に分布する。

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学名の解説

種小名「fortunei」は「fortuna」で、「運・運命・幸運・機会・財産」などの意。

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和名の解説

成虫の翅の鹿の子模様から。

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亜種

台湾から別亜種 matsumurai (Sonan, 1941) が記載されている。

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形態

成虫の形質

複眼を欠く。
口吻は発達している。
体は太く、前翅は細い。
後翅は小さい。
腹部は黒色で2本の黄色帯がある。
翅に半透明紋があり、鹿の子模様をしている。

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蛹の形質

葉をつづった繭を作って蛹化する。

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幼体の形質

各節に瘤起があり、刺毛を射出。
頭部は黒色。
側面-背面は短い羽毛状の毛が目立つ。

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生態

成虫の生息環境

平地、山地に普通。

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幼虫の食性

タンポポ類(キク科)、シロツメクサ(マメ科)、スイバ、ギシギシ(以上タデ科)、スギナ(トクサ科)
シロツメクサ、スギナは与えても食さないという記録もあり、寄主植物でない可能性がある。
半ば枯れた葉も食べ、飼育下では枯葉だけでも生育する。

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ライフサイクル

幼虫で越冬する。

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活動時間帯

成虫は朝によく飛翔する。

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その他生態

晴天時の飛翔個体数は曇天時の半数ほどであることが報告されており、晴天時より曇天・雨天時の活動が盛んであり、直射日光を好まず、強い光を避けて行動する蛾であると考えられている。

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種・分類一覧