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アメリカシロヒトリ(Hyphantria cunea)の分類 ヒトリガ科(Arctiidae)
アメリカシロヒトリ(Hyphantria cunea)の概要 Hyphantria

アメリカシロヒトリ(Hyphantria cunea)

【 学名 】
Hyphantria cunea Drury, 1770

基本情報

大きさ・重さ

開張約 32 ㎜
幼虫:約 30 ㎜

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最終更新日:2020-05-04 瀬戸内味わいにぼし

分布

北海道南部~九州、小笠原諸島父島
アメリカ原産で、ヨーロッパや朝鮮半島南部にも侵入している。

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和名の解説

アメリカ原産であり、在来種であるシロヒトリに似ていることから。

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人間との関係

幼虫は広食性で600種にも及ぶ樹種を加害。
プラタナス、アメリカフウ、サクラなどの各種園芸樹種が影響を受ける。
ヒトリガ科は検疫有害動物(植物防疫法)。
日本の侵略的外来種ワースト100に選ばれている。

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形態

成虫の形質

体および翅は白色。
前翅は灰黒色の斑紋列があるが、これの発達程度に個体変異が著しく、まったくなくなった無紋個体もある。
雌は通常無紋。

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幼体の形質

地色は背面が灰黒色、側面は淡黄色が多いが、変異がある。
全体に白色、一部黒色の長毛。

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生態

幼虫の食性

クワ(クワ科)、カキノキ(カキノキ科)、ヤナギ類(ヤナギ科)、サクラ類、リンゴ(以上バラ科)、クリ、コナラ(以上ブナ科)、スズカケノキ(スズカケノキ科)、ユリノキ(ユリノキ科)など、極めて多数の植物を食す。

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ライフサイクル

年2化、まれに3化。
幼虫は3齢まで糸を張って集団生活をし、ときに大発生をして多くの樹木に被害を与える。
蛹で越冬する。

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産卵

産仔数:300~800卵

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関連情報

外来種としての影響

1945年頃に東京~横浜間にアメリカから運ばれたものが発生したのが最初と考えられている。

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種・分類一覧