モンシロドクガ(Sphrageidus similis)の解説トップに戻る
モンシロドクガ(Sphrageidus similis)の分類 ドクガ科(Lymantriidae)
モンシロドクガ(Sphrageidus similis)の概要 Sphrageidus

モンシロドクガ(Sphrageidus similis)

【 学名 】
Sphrageidus similis Fuessly, 1775

基本情報

大きさ・重さ

開張 雄 28 ㎜内外 雌 34 ㎜内外
幼虫 20~25 ㎜

参考文献

最終更新日:2020-05-04 瀬戸内味わいにぼし

活動時期

年2~3化、5~6月と8~9月に出現する。

参考文献

最終更新日:2020-05-04 瀬戸内味わいにぼし

分布

北海道、本州、四国、九州
国外では朝鮮半島、ロシア南東部からヨーロッパまで広く分布する。

参考文献

最終更新日:2020-05-04 瀬戸内味わいにぼし

学名の解説

種小名「similis」は「似ている」という意。

参考文献

最終更新日:2020-05-04 瀬戸内味わいにぼし

亜種

亜種区分はされていない。

参考文献

最終更新日:2020-05-04 瀬戸内味わいにぼし

分類学的位置付け

幼虫の色彩には黒色型(バラ科食)と黄色型(クワ類を食し、「モンシロドクガモドキ」または「クワノキンケムシ」といわれた)の2型があり、昔は別種とされていたが、成虫の形態が区別できないので現在では同種とされている。

参考文献

最終更新日:2020-05-04 瀬戸内味わいにぼし

人間との関係

クワを食害するため、養蚕における害虫として知られる。
幼虫は毒刺毛を持ち、皮膚炎の症例が多く報告されている。

参考文献

最終更新日:2020-05-04 瀬戸内味わいにぼし

形態

成虫の形質

両翅は純白で、前翅の後縁部に黒褐色の2紋があるが、この紋の消えた個体もある。

参考文献

最終更新日:2020-05-04 瀬戸内味わいにぼし

幼体の形質

地色は黒色、全体に黒褐色毛をもつ。
背面に幅広の橙黄色帯、側面に橙黄色部を持つ。
頭部は光沢のある黒色。

参考文献

最終更新日:2020-05-04 瀬戸内味わいにぼし

生態

幼虫の食性

サクラ、リンゴ、ウメ、ソメイヨシノ(以上バラ科)、クワ類(クワ科)、ナツメ(クロウメモドキ科)、クリ、コナラ、クヌギ(以上ブナ科)、フジ、ネムノキ(以上マメ科)、イヌザンショウ(ミカン科)、ジャガイモ(ナス科)、クチナシ(アカネ科)、イタドリ(タデ科)、オニグルミ(クルミ科)など、

参考文献

最終更新日:2020-05-04 瀬戸内味わいにぼし

ライフサイクル

幼虫で越冬する。

参考文献

最終更新日:2020-05-04 瀬戸内味わいにぼし

種・分類一覧