- 解説一覧
- マイマイガ(Lymantria dispar)について
目次
基本情報
- 亜種
-
L. d. hokkaidoensis Goldschmidt, 1940 北海道亜種
L. d. japonica (Motchulsky, 1861) 本州亜種
参考文献
最終更新日:2020-05-04 瀬戸内味わいにぼし
- 分類学的位置付け
-
mt-DNAの塩基配列分子系統解析によると、北海道のものと本州のものは塩基配列が2%異なっており、それらは100万年前に分岐したと推定されている。
北海道タイプと本州タイプは北海道の石狩低地帯を境にしてわかれ、そこでは次世代の雄だけが選択的に死亡し、雌だけになるという male-killing という現象がおきている。この原因は亜種間の雑交とされる。
参考文献
最終更新日:2020-05-04 瀬戸内味わいにぼし
形態
- 幼体の形質
-
胴体は灰黄色に黒色紋が不規則に散布。
中胸-第4腹節は青色の、第5節からは赤色の瘤起列を持つ。
頭部は黄褐色でハの字状の黒色紋を持つ。
参考文献
最終更新日:2020-05-04 瀬戸内味わいにぼし
生態
- 幼虫の食性
-
リンゴ、ナシ、モモ、ウメ、ソメイヨシノ(以上バラ科)、ヤナギ類、セイヨウハコヤナギ(以上ヤナギ科)、クヌギ、ミズナラ、カシワ、アラカシ(以上ブナ科)、ハルニレ、ケヤキ(以上ニレ科)、ウルシ(ウルシ科)、ミヤマキリシマ(ツツジ科)、ツタ(ブドウ科)、シナノキ(アオイ科)、ハンノキ(カバノキ科)、カキノキ(カキノキ科)など多食性。
参考文献
最終更新日:2020-05-04 瀬戸内味わいにぼし