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ベニスズメ(Deilephila elpenor)の分類 Sphingidae
ベニスズメ(Deilephila elpenor)の概要 Deilephila

ベニスズメ(Deilephila elpenor)

【 学名 】
Deilephila elpenor Linnaeus, 1746

基本情報

大きさ・重さ

開張 50~70 ㎜
幼虫 約 75~80 ㎜

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最終更新日:2020-05-05 瀬戸内味わいにぼし

活動時期

年2化、4~9月に出現

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分布

北海道、本州、四国、九州、対馬、沖縄島、宮古島
南西諸島の記録は再確認が必要。
国外ではサハリンのほか、ヨーロッパ、中央アジア、シベリア、中国、朝鮮半島、インドシナ半島北部~ネパールに分布する。

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学名の解説

種小名「elpenor」はギリシア神話の登場人物、イタケーの王オデュッセウスの部下の1人「エルペーノール」だと思われる。

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亜種

本種のタイプ産地は記述がない。
日本産は亜種 lewisii (Butler, 1875) とされる。
インドから別亜種 macromera (Butler, 1875) が知られる。

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形態

成虫の形質

桃赤色の大変美しいスズメガである。
前後翅、頭、胸、腹部は黄褐色と桃赤色。
肩板および前翅下縁には白色毛がある。

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幼体の形質

全体が暗褐色の個体が多いが、全体が緑色の個体もいる。
第1, 2腹節背面に眼状紋を持つ。
尾角は黒褐色で先端が白い。

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生態

幼虫の食性

ホウセンカ、ツリフネソウなどのツリフネソウ科、ミゾハギ(ミゾハギ科)、マムシグサ、テンナンショウ(以上サトイモ科)、カワラマツバ(アカネ科)、ヤナギラン、オオマツヨイグサ(以上アカバナ科)など

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特徴的な行動

幼虫は後胸部をふくらませ、眼状紋を見せる習性を持つ。

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種・分類一覧