開張 雄 51~63 ㎜内外、雌 65 ㎜内外 幼虫 約 45 ㎜
最終更新日:2020-05-06 瀬戸内味わいにぼし
年2化。5月前後、8月前後に出現する。
北海道、本州、四国、九州、対馬、屋久島 国外ではサハリンから朝鮮半島、ヨーロッパまでユーラシア大陸に広く分布する。
幼虫の静止時の頭部と尾部7~10腹節をそり返した独特の形態が「鯱」を連想させるため。
北海道産は色彩が明るく白っぽいので、名義タイプ亜種とされる。 本州以南のものは亜種 persimilis Butler, 1879 とされる。
前翅の基部は灰色。 内、外横線白色、鋸歯状で薄く黄色を帯びるものもある。 亜外横線の点列が目立つ。 九州のものは濃い色で、基部、内外横線は灰黄色を帯びる。
中・後脚が細長く伸びる。 尾脚は棍棒状 第7~9腹節が肥大。
落葉広葉樹多食。クルミ科、ヤナギ科、カバノキ科、ブナ科、ニレ科、バラ科、マメ科、ムクロジ科、アオイ科、ミズキ科など。
成熟すると地上に降り、薄い繭を作る。 繭内で蛹越冬。
幼虫は刺激を受けると、胸脚を開いてわなわなと振動させる。