- 解説一覧
- オナガミズアオ(Actias gnoma)について
オナガミズアオ(Actias gnoma)
【環境省】現時点での絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては「絶滅危惧」に移行する可能性のある種
- 【 学名 】
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Actias gnoma Butler, 1877
基本情報
- 生息状況
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環境省カテゴリ:準絶滅危惧(NT)
長野県版レッドリスト(動物編)2015:留意種(N)
群馬県の絶滅のおそれのある野生生物 動物編(2012年改訂版):情報不足(DD)
埼玉県レッドデータブック動物編2018(第4版):地域個体群(RT)
栃木県版レッドリスト(第3次/2018年版):要注目
【改訂版】福井県の絶滅のおそれのある野生動植物:要注目
大阪府レッドリスト2014:準絶滅危惧(NT)
改訂しまねレッドデータブック2014動物編:情報不足(DD)
参考文献
最終更新日:2020-05-05 瀬戸内味わいにぼし
- 亜種
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北海道のものは、中国東北部から記載された亜種 mandschurica (Staudinger, 1892) として区別されていたが、本州産と明確な区別をするのは難しい。
伊豆諸島の八丈島、青ヶ島、三宅島、御蔵島、利島、新島に分布するものは翅形がややオオミズアオに似ており、雄交尾器のユクスタが小さく、左右対称なことで、亜種 miyatai Inoue, 1976とされる。
伊豆大島のものは、 miyatai に似ているが雄交尾器のユクスタが左右非対象なので、名義タイプ亜種に含める。
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形態
- 成虫の形質
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オオミズアオ A. aliena に非常に似ているが、やや小型であること、触角は淡緑色で、オオミズアオのような褐色でないこと、雄の翅頂はより尖ること、前翅前縁の赤色部はより明るいこと、外横線はより直線的で波状に屈曲しないこと、後翅の眼状紋はやや大きく円形に近いことなどで区別ができる。
夏型は春型と比べて白っぽくなり、外横線がやや目立つ。
参考文献
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生態
- 成虫の生息環境
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北海道や山地、寒冷地では年1化、春型のみ知られるが、温暖地では年2化、春型と夏型が出現する。
老熟幼虫は食樹から降り、落ち葉の中で繭を作って蛹で越冬する。
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