- 解説一覧
- ゴマフボクトウ(Zeuzera multistrigata)について
基本情報
- 亜種
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名義タイプ亜種はインド、東南アジアに分布。
日本、朝鮮半島、シベリア南東部のものは別亜種 leuconota Butler, 1881 とされる。
参考文献
最終更新日:2020-05-07 瀬戸内味わいにぼし
形態
生態
- ライフサイクル
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9月下旬から10月中旬に孵化した幼虫は直ちに枝条に食入し、新枝条を加害しつつ越冬し、翌春暖かくなるに従い急速に生育しながら順次株の下方に移動する。
7月ごろには老齢幼虫となり、地際に達し、そのまま根部に食い進み蛹になるまでこの部分を穿孔加害する。
蛹化は8月から9月上旬に行われ、9月から10月上旬に羽化して1世代を終える。
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最終更新日:2020-05-07 瀬戸内味わいにぼし
- 産卵
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産卵場所は茶園周辺の樹木の枯枝や電柱の亀裂、樹皮下あるいは他の害虫の食孔内。
それらの場所に産卵管を挿入して卵塊として産みつけた。
1雌成虫の産卵数は318~1800粒、平均783粒、卵期間は13~22日、平均19日。
参考文献
最終更新日:2020-05-07 瀬戸内味わいにぼし
- その他生態
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蛹は体の屈伸によって孔道を移動できる。
幼虫は最初、秋芽の上から3~4葉ぐらいの葉腋から食い入り、上方へ向かって穿孔加害し、稀に3~4葉の葉脈に食い入ることもある。
枝条に食入した幼虫はほとんどが茶芽の先端まで達し、食入口から上部は枯死する。
その後、虫体が大きくなるに従って下方の大きい枝幹へと移動し、4~5回食入位置を変えるが、根に食入する場合のほかは下方へ向かって穿孔加害することはほとんどない。
地下 20~30 cmの根に食入した老齢幼虫は蛹化時期が近づくと地際から地下 5 cm程度のところに引き返し、虫糞で孔道を 2~3 cm密閉し、その上部で蛹化する。
成熟した蛹は地上 5~10 cmの最後の食入口から上半身を外部に出して羽化する。
参考文献
最終更新日:2020-05-07 瀬戸内味わいにぼし