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ヒロヘリアオイラガ(Parasa lepida)の分類 イラガ科(Limacodidae)
ヒロヘリアオイラガ(Parasa lepida)の概要 Parasa

ヒロヘリアオイラガ(Parasa lepida)

【 学名 】
Parasa lepida Cramer, 1779

基本情報

大きさ・重さ

開張 雄 26~28 ㎜、雌 29~33 ㎜
幼虫 約 15 ㎜

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最終更新日:2020-05-07 瀬戸内味わいにぼし

活動時期

6~9月に出現

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分布

本州(関東地方、北陸地方以南)、四国、九州、沖縄島。
国外では中国、インドネシア~インドに分布する。

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学名の解説

種小名「lepida」は、「lepidus」で「可愛い, 快い, 魅惑的な」の意。

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亜種

タイプ産地はインド。
日本、中国~インドに生息するものは名義タイプ亜種。
ジャワ島から別亜種 media Walker, 1855 が記載されている。

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人間との関係

カキ、ブルーベリーなどの害虫である。
インドではマンゴーの大害虫として重要視されている。

幼虫は刺毛を持ち、皮膚炎の症例が多く報告されている。

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形態

成虫の形質

前翅のほぼ中央を斜行する横線の内側から内横線までは緑色。
内横線の内側と外横線の外側は褐色。
後翅の内半は淡黄色。外半は褐色。

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蛹の形質

樹幹などにやや平たく硬い繭を作って蛹化する。

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幼体の形質

地色は薄黄色から黄緑色。
背部、側面部に、半ば斑点列となる青色条。

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生態

幼虫の食性

サクラ属(バラ科)、カエデ属(ムクロジ科)、サンゴジュ(スイカズラ科)など多くの植物が報告され、一部の地域では害虫化している。
沖縄ではモモタマナ(シクンシ科)、アカギ(トウダイグサ科)などにつく。

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関連情報

外来種としての影響

日本では1930年に鹿児島県で確認され、1970年代以降は北九州、中国地方から近畿地方、東海地方に、1990~2000年代には関東地方北部や北陸地方、沖縄島まで分布を広げている。
人為的に持ち込まれたものと推定されている。

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種・分類一覧