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Pidorus glaucopisの分類 Zygaenidae
Pidorus glaucopisの概要 Pidorus

Pidorus glaucopis

【 学名 】
Pidorus glaucopis Drury, 1773

基本情報

大きさ・重さ

開張 42~57 ㎜
幼虫 約 25 ㎜

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最終更新日:2020-05-06 瀬戸内味わいにぼし

活動時期

年2化、6~7月と8~9月に出現

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分布

本州、四国、九州、対馬
北海道の記録は、シロシタホタルガの誤記の可能性があると推定されており、また、沖縄島の記録も疑わしいので分布域に含めていない。
国外では台湾、朝鮮半島南部、中国に分布する。

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和名の解説

頭部のみ赤く、胸部・腹部・翅の大部分が黒色、という配色がホタルと似ているため。

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分類学的位置付け

かつてはインドをタイプ産地とする Pidorus glaucopis (Drury, 1773) の亜種とされてきたが、交尾器の違いにより独立種とされた(井上, 1987)。
この両種の分布が、中国南部や東南アジア北部で重なっているのかどうかは不明。

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形態

成虫の形質

触角は両櫛歯状で、雌の櫛歯は短い。
頭頂から頚部は赤色。
胸部と腹部は黒褐色で、腹部はわずかに青みを帯びる。
後翅に白斑を欠く。

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幼体の形質

ずんぐりした体型で凹凸がある。
青みを帯びた灰色、黄色、黒色が明瞭な模様をつくる。

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似ている種 (間違えやすい種)

シロシタホタルガ

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生態

幼虫の食性

ヒサカキ、ハマヒサカキ、サカキなどサカキ科

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ライフサイクル

第1化成虫が生んだ卵を産卵直後から様々な温度、光周条件下に置いて、各ステージの長さ(卵期、幼虫期、前蛹期、蛹期)、および蛹化率、羽化率などを比較した実験から、ホタルガは、前蛹の状態で夏を越し、休眠型幼虫が超過脱皮を行なって冬を越している可能性が示唆されている。

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活動時間帯

昼飛性。灯火にも来る。

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特徴的な行動

幼虫は刺激で分泌液を出し、接触すると発赤などすることがある。

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種・分類一覧