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Illiberis tenuisの分類 Zygaenidae
Illiberis tenuisの概要 Illiberis

Illiberis tenuis

【 学名 】
Illiberis tenuis Butler, 1877

基本情報

大きさ・重さ

開張 20~27 ㎜
幼虫 約 20 ㎜

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最終更新日:2020-05-07 瀬戸内味わいにぼし

活動時期

年1化、南西諸島では3~4月、本州低地では6月に出現する。

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分布

北海道、本州、伊豆大島、四国、九州、対馬、男女群島、奄美大島、沖縄島
国外では朝鮮半島、中国、ロシア南東部、インドに分布する。

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学名の解説

種小名「tenuis」は「細い・狭い」の意。

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亜種

日本産(函館、横浜)及び香港産の標本に基づき記載された。
亜種区分はされていない。

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人間との関係

ブドウの害虫として知られる。

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形態

成虫の形質

触角では雄では両櫛歯状だが、先端から15節ほどは櫛歯がなく鋸歯状。
雌の触角は鋸歯状。
雌雄とも触角は青紫色から緑色に輝く。
頭部、前翅の基部は黒色で青灰色の光沢がある。
腹部は黒色で暗青色から緑色の輝きが特に各腹節端で目立つ。前翅は透明で黒い鱗粉が前縁部、外縁部、後縁部、翅脈上に発達する。
基部から前縁部にそって青から緑色の光沢がある。
外縁部の黒帯は翅頂でやや太く、中室端の黒条は強くあらわれる。
後翅は透明で外周を黒い帯が囲み、基部から翅頂に中室を貫いて黒線がはしる。

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幼体の形質

頭部は淡黄色、眼付近が黒色斑。
体色、胸脚は淡黄色。

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地理的変異

奄美大島、沖縄島で得られる個体は、前翅前縁部、腹部の輝きが強いものが多い。

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生態

成虫の生息環境

都市部でも植栽のブドウに発生することがある。

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幼虫の食性

ブドウ、ノブドウ、エビヅル(以上ブドウ科)

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ライフサイクル

以前より老熟幼虫が繭内で越冬し、翌春蛹化するとされてきたが、これは誤りで、造繭後すぐに蛹化し蛹で越冬する。

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活動時間帯

成虫は昼間活動する。

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種・分類一覧