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オオゴマダラ(Idea leuconoe)の分類 Nymphalidae
オオゴマダラ(Idea leuconoe)の概要 Idea

オオゴマダラ(Idea leuconoe)

【 学名 】
Idea leuconoe Erichson, 1834

基本情報

大きさ・重さ

開長約 120 ㎜
幼虫 53 ㎜前後

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最終更新日:2020-05-04 瀬戸内味わいにぼし

活動時期

周年(多化)

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分布

国内:喜界島と沖縄本島以南の南西諸島。奄美大島、沖永良部島での定着は不明。これ以北では迷蝶。
国外:インド・東南アジア・中国南部・台湾

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保全の取り組み

鹿児島県喜界町においてオオゴマダラ保護条例によって保護。

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亜種

ssp.clara Butler,1867:台湾本島、沖縄本島とその周辺
ssp.rizalliuensis Holland,1893:八重山諸島
ssp.kwashotoensis Sonan,1928:蘭嶼、緑島郷
ssp.solyma Fruhst,1910:ルソン島北方の小島群
ssp.leuconoe Erichson,1834:ルソン島 原名亜種
ssp.athesis Fruhst,1911:ルソン島中部東沖の小島
ssp.obscura Staudinger,1889:フィリピン中南部の各島
ssp.moira Fruhst,1910
ssp.princesa Staudinger,1889
ssp.esanga Fruhst,1898
ssp.godmani Oberthür,1879
ssp.nigriana Grose−Smith,1895
ssp.natunensis Snellen,1895−6
ssp.juvana Fruhst,1896
ssp.engania Doherty,1891
ssp.lasiaka V.Eecke,1913
ssp.vedana Fruhst,1906
ssp.chersonesia Fruhst,1897
ssp.siamensis Godfrey,1916

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人間との関係

各地の昆虫施設で最も飼育されている蝶。
宮古島市、石垣市において市の蝶に指定されている。

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形態

成虫の形質

表は白色、斑状の黒斑と翅脈に沿った黒線があり、特に前翅の中室端の黒線が拡大する。
基部は黄色みを帯びる。
裏の斑紋は表とよく似る。
色彩、斑紋の雌雄差はなく、雌の翅形がやや丸みを帯びる程度。
雄は先端の腹節の間隔が長く、橙色の交尾器が見え、雌は間隔が短い。

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蛹の形質

黄金色で光沢がある。

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幼体の形質

地色は黒色で艶がない。
側面に赤色斑、各節に黄白色帯を持つ。
前中胸、第1・8腹節に長い突起、ときに第7腹節に短い突起を持つ。

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生態

幼虫の食性

ホウライカガミ(キョウチクトウ科)

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ライフサイクル

多化。周年発生している。
成虫は7月に多い。

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特徴的な行動

やや高所をふわふわとゆっくり飛翔し、林内に静止したり、訪花したりする。
林内で複数が集まって止まることもある。

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関連情報

外来種としての影響

東京や大阪などで人為的に持ち込まれた個体の記録がある。
蝶園から逃げたり、放蝶されたりする問題もある。

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種・分類一覧