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テングチョウ(Libythea lepita)の分類 Nymphalidae
テングチョウ(Libythea lepita)の概要 Libythea

テングチョウ(Libythea lepita)

【 学名 】
Libythea lepita Moore, 1857

基本情報

大きさ・重さ

開長約 40~50 ㎜
幼虫 40~45 ㎜

参考文献

最終更新日:2020-05-04 瀬戸内味わいにぼし

活動時期

5月下旬~6月

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分布

国内:本州から南西諸島

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保全の取り組み

青森県において希少野生生物(Cランク)
北海道において絶滅(北海道亜種)

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亜種

日本本土亜種 L. l. celtoides Fruhstorfer, 1909
琉球亜種 L. l. amamiana Shirôzu, 1956
台湾亜種 L. l. formosana Fruhstorfer, 1908

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形態

成虫の形質

表は黒褐色で、前後翅に橙斑と前翅の翅頂近くに小白斑がある。
裏は後翅では褐色の枯葉模様。
前翅の外縁前方部が突出し、色彩・斑紋も合わせて他種との識別は容易。
雌は前翅表の橙斑が雄より大きく、前翅後縁中央やや後方に位置する小橙斑は雄では無いか、または小さいが、雌では大きく明瞭になる傾向がある。
雌の裏は地色が赤みを帯び、中央の暗色条のみ顕著で、雲状斑が不明瞭になることが多い。

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幼体の形質

背線、気門線は黄色。
全体が緑色の個体、下半分が褐色の個体、全体が紫褐色の個体がいる。

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似ている種 (間違えやすい種)

幼虫:シロチョウ類

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生態

成虫の生息環境

平地から山地の広葉樹林。
都市近郊の公園や神社から、雑木林、自然林にかけて広く見られる。
都市部の生息地はまとまった樹林がある場所に限られる。
森林では、河川や渓流、林縁部など、食草の多い場所が好まれる。

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成虫の食性

各種の花や樹液。
吸水も盛んに行う。

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幼虫の食性

エノキ、エゾエノキ、クワノハエノキ(ニレ科)

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ライフサイクル

年1化。
越冬した母蝶は3月下旬~4月に産卵、それより生じた幼虫は成長して5月下旬~6月上旬頃に羽化、そのまま成虫態で夏秋冬を越して翌春現れる。

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活動時間帯

日中

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特徴的な行動

高所を敏速に飛翔する。
幼虫は葉表で前半身を持ち上げ背を丸めた姿勢でいることが多い。

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種・分類一覧