- 解説一覧
- フクラスズメ(Arcte coerula)について
基本情報
- 分布
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北海道、本州、小笠原諸島、四国、九州、対馬、屋久島、南西諸島
国外では台湾、朝鮮半島、中国、ロシア南東部、ヒマラヤ山脈周辺、東南アジア、フィリピン、オセアニアに分布する。
参考文献
最終更新日:2020-05-06 瀬戸内味わいにぼし
- 分類学的位置付け
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Arcte 属は、以前はシタバガ亜科に含まれていたが、幼虫の腹脚が4対あるなど他のシタバガ亜科との違いも指摘されていた。
Holloway (2009) によってウスベリケンモン亜科に移された。
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形態
- 成虫の形質
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腹部は太くて平たく長い毛で覆われる。
前翅は茶褐色で横線は黒く明瞭。
後翅の青白色の3つの斑紋が目立つ。
雄の腹部背面第6節に黒い半球状の裸出する突起があり、発音器官ではないかと考えられている。
また、後翅内縁に羽毛状の毛が内包される。
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生態
- 幼虫の食性
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イラクサ、ラミー、コアカソ、カラムシ、ヤブマオ、ラセイタソウ、ハドノキなどイラクサ科が主な寄主植物であるが、マルバウツギ(アジサイ科)、コウゾ、クワ(クワ科)、カナムグラ(アサ科)などを食べた例もある。
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