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シロオビアゲハ(Papilio polytes)の分類 Papilionidae
シロオビアゲハ(Papilio polytes)の概要 Papilio

シロオビアゲハ(Papilio polytes)

【 学名 】
Papilio polytes Linnaeus, 1758

基本情報

大きさ・重さ

開長:70〜85 mm
幼虫体長:40〜45 mm (終齢)

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最終更新日:2020-05-09

活動時期

2〜11月

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分布

南西諸島 (奄美大島以南) 。世界的には東洋熱帯に広く分布。

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亜種

日本産は名義タイプ亜種 polytes に含まれる。

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分類学的位置付け

昆虫綱 (Insecta) チョウ目 (Lepidoptera) アゲハチョウ科 (Papilionidae) アゲハチョウ亜科 (Papilioninae) アゲハチョウ族 (Papilionini) アゲハチョウ属 (Papilio) シロオビアゲハ (Papilio polytes)

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最終更新日:2020-05-09

形態

成虫の形質

大型。雄の翅表は黒褐色で、後翅中央に黄白斑列よりなる白色帯があり、前翅外縁に後方より前方に向かって小さくなる黄白斑が並ぶ。翅裏は表とほぼ同様である。
雌には雄と同様のシロオビ型とベニモンアゲハに擬態したベニモン型とがある。ベニモン型は後翅亜外縁に赤橙色の半月斑が並び、中央に大きな白斑が目立つほか、前翅外縁部に黄白斑がない。個体変異も著しく、時に白斑が一部または全て赤橙色斑に置き換わる。
ベニモン型とベニモンアゲハは、シロオビアゲハの方が翅形が幅広いこと、体部はシロオビアゲハが黒褐色、ベニモンアゲハが鮮赤色であること、後翅裏亜外縁の赤斑列がシロオビアゲハは半月型であるのに対し、ベニモンアゲハはほぼ円形であることなどで区別できる。

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最終更新日:2020-05-09

幼体の形質

4齢までは鳥の糞状で、終齢になると体色が青緑色になる。斜帯は褐色で白い縁取りがあり、背部では切れている。臭角は赤色で長い。

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生態

成虫の生息環境

平地〜低山地の明るい林道や林縁、人家周辺などに多い。

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成虫の食性

センダングサ類やハイビスカスなどで吸蜜する。雄は湿地で吸水も行う。

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幼虫の食性

食草は主にサルカケミカン (ミカン科) 。その他ハナシンボウギ・ヒラミレモン・ナツミカン・コブミカンなども食べる。

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ライフサイクル

第1化は奄美諸島では3月上・中旬から、沖縄本島では2月から発生し、以後連続的に発生を繰り返す。幼虫は全5齢。

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活動時間帯

日中

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特徴的な行動

日中、やや緩やかに地表低く飛翔する。

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種・分類一覧