- 解説一覧
- ミズイロオナガシジミ(Antigius attilia)について
目次
基本情報
- 亜種
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日本産のものは全て名義タイプ亜種 attilia に含まれる。対馬産のものは小型で裏面中央の黒条の発達が弱いことから、yamanakashoji Fujioka, 1993 という亜種名がつけられているが、使われることはほとんどない。
参考文献
最終更新日:2020-06-02 鍋
- 分類学的位置付け
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昆虫綱 (Insecta) チョウ目 (Lepidoptera) シジミチョウ科 (Lycaenidae) シジミチョウ亜科 (Lycaeninae) ミドリシジミ族 (Theclini) ミズイロオナガシジミ属 (Antigius) ミズイロオナガシジミ (Antigius attilia)
参考文献
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形態
- 成虫の形質
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小型。翅表は黒色で、後翅の外中央〜亜外縁には灰白色の斑紋列がある。翅裏は白色で、後翅の中央に一筋の黒条が走り、よく似たウスイロオナガシジミとはこの点で区別される。後翅の肛角部付近に小黒斑とそれを縁取る弱い赤斑がある。尾状突起は細長い。
色彩斑紋および翅形は雌雄でほぼ同じで、後翅表の灰白色の斑紋列は雄で縮小傾向にあるが、基本的に外見による雌雄の判別は困難である。雌の腹部は雄より太い傾向にある。
後翅表の白斑は個体変異が大きく、これが全くないものもいる。裏面黒条の発達程度も同様に変異が大きく、「ネオアッテリア型」と呼ばれる異常型は黒条が顕著に拡大する。これはおそらく遺伝的なもので、北海道の帯広、東北地方、長野県などの寒冷地で出現頻度が高い。
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生態
- 特徴的な行動
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成虫は日中は食樹の葉上に静止しており、驚かさなければ飛び立たないが、早朝および夕方には活動が活発になり、樹梢をチラチラと群飛する。雄に占有性はない。
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