- 解説一覧
- アオスジカミキリ(Xystrocera globosa)について
基本情報
- 分布
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本州(東北南部以西)、佐渡、冠島、隠岐、四国、九州、対馬、壱岐、五島列島、甑島列島(下甑島);朝鮮半島、台湾、東南アジア一帯、エジプト、マダガスカル、ハワイ
日本産カミキリムシのなかでは最も分布域の広い種の1つ。
参考文献
最終更新日:2020-09-06 ひろりこん
形態
- 成虫の形質
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体は赤褐色から暗赤褐色。前胸背板の側縁と正中部、各上翅の側縁と上面の縦条は金青緑色。前胸背板の背面は小顆粒に被われ、側縁は弧状。前胸背板、上翅ともに被毛は疎ら。
類似種は多いが、他種はいずれも東南アジアおよびアフリカに分布し、日本では同定を誤ることはない。
参考文献
最終更新日:2020-09-06 ひろりこん
生態
- 成虫の生息環境
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平地から低山地の雑木林や河畔林に生息する。
参考文献
- 2017 新 カミキリムシハンドブック - 書籍全体, 鈴木知之(著) 新 カミキリムシハンドブック. 文一総合出版. .
最終更新日:2020-09-06 ひろりこん
- 幼虫の生息環境
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ネムノキ・アカシアなどの衰弱生木・枯死木・腐朽木樹皮下
参考文献
- 2017 新 カミキリムシハンドブック - 書籍全体, 鈴木知之(著) 新 カミキリムシハンドブック. 文一総合出版. .
最終更新日:2020-09-06 ひろりこん
- ライフサイクル
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2年1世代。幼虫は樹皮下や材部を食べる。6月中旬、成熟すると材中に掘った坑道の終点を石灰質様の物質でドーム形の仕切りを作り、出口の方を向いて蛹化する。
参考文献
最終更新日:2020-09-06 ひろりこん