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ルリボシカミキリ(Rosalia batesi)の分類 Cerambycidae
ルリボシカミキリ(Rosalia batesi)の概要 Rosalia

ルリボシカミキリ(Rosalia batesi)

【 学名 】
Rosalia batesi Harold, 1877

基本情報

大きさ・重さ

体長 16~30 ㎜

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最終更新日:2020-05-21 瀬戸内味わいにぼし

活動時期

7~9月

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最終更新日:2020-05-21 瀬戸内味わいにぼし

分布

日本全土

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生息状況

かつてはブナ林を代表する種だったが、近年、平地や丘陵地でも見られ、廃業したシイタケのほだ木などで発生している。

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人間との関係

木造家屋を加害した記録がある。

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形態

成虫の形質

体は黒褐色ないし黒色。
全体に灰青色の鱗状毛でおおわれ、背面に黒色の鱗状毛からなる紋を装う。
触角は第3節から第8ないし第10節まで先端を除き灰青色の軟毛でおおわれ、雄では第3~5節の先端に塊毛と第3~6節あるいは第7節の先端に棘があり、雌では第3~7節の先端に塊毛と棘がある。
前胸背および 上越の基部には小さな顆粒状点刻を装う。

原型では前胸背に黒色の2紋があり、上翅の第2・3紋は連続する。
前胸背の後方の紋が小さな2黒紋に分かれ上翅第2紋の連続しないものを m. nobuoi Ohbayashi 、さらに前胸背の後方の黒紋を欠くものを m. prothoracebasii mmaculata Plavilstshikov 、原型に似るが上翅の小楯板後方と第2・3紋の中間に小黒紋の現われるものを m. mitsukoe Ohbayashi という。
これまでに以下の17型が命名されている。
1~3, prothoracebasiimmaculata-group (前胸背の後方の黒紋を欠くもの)
1, m. prothoracebasiimmaculata Plavilstshikov
2, m. hayashii Ohbayashi
3, m. conjunctemaculata Ohbayashi
4~5, nobuoi-group(前胸背の後方の黒紋が2分されたもの)
4, m. nobuoi Ohbayashi
5, m. idaniensis Ohbayashi
6~17, batesi-group(前胸背に2黒紋を有するもの)
6, m. posticemaculata Ohbayashi
7, m. mediointerrupta Pic
=mediopunctata Podaný
8, m. nakanei Ohbayashi
9, f. typica
=posticeconnexa Pic
10, m. pseudoscutellata Ohbayashi
11, m. scutellata Pic
12, m. scutelloconjuncta Ohbayashi
13, m. bitoi Ohbayashi
14, m. edai Heyrovský
15, m. punctata Ohbayashi
16, m. punctatoconjuncta Ohbayashi
17, m. mitsukoe Ohbayashi

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生態

成虫の食性

各種広葉樹の伐採木や立ち枯れに飛来し、稀には樹液にも集まる。

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ライフサイクル

雌は、朽ちた針葉樹の樹皮のすき間などに産卵し、幼虫は白色腐朽材を食べて育つ。年1化。

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種・分類一覧