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キクスイカミキリ(Phytoecia rufiventris)の分類 Cerambycidae
キクスイカミキリ(Phytoecia rufiventris)の概要 Phytoecia

キクスイカミキリ(Phytoecia rufiventris)

【 学名 】
Phytoecia rufiventris Gautier, 1870

基本情報

大きさ・重さ

成虫体長:6~9 ㎜

参考文献

最終更新日:2020-09-06 ひろりこん

活動時期

成虫出現時期(日本国内):4~7月

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最終更新日:2020-09-06 ひろりこん

分布

北海道、本州、伊豆諸島(大島)、飛島、粟島、佐渡、隠岐、四国、九州、対馬、壱岐、種子島、屋久島;台湾、極東ロシア

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最終更新日:2020-09-06 ひろりこん

人間との関係

新しく伸びたキクの芽の先端から 5 ㎝程の位置の茎内に産卵するため先端部分がしおれ、一見して本種による被害と判断できる。
成虫の産卵により新芽が枯死し、また、幼虫が食害しながら下方に移動するため茎全体が枯死する。

対策として、産卵のため飛来する成虫を捕殺することや、キク先端部のしおれを目印に、内部の幼虫を被害茎ごと取り除くことがあげられる。

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最終更新日:2020-09-06 ひろりこん

形態

成虫の形質

前胸背板は長さより幅のほうが大きく側部中央でやや膨らみ、背面中央に赤色の紋がある。上翅は黒色で雄で後方に向かい強く狭まり、雌でもわずかに狭まり、側面には弱い綾が雄で2本、雌で1本あり、翅端は内角が尖る。触角は雌雄とも上翅端に届く程度の長さ。

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幼体の形質

黄色で、胸脚、腹脚ともにない。

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生態

成虫の生息環境

ヨモギをはじめとして各種のキク科植物の茎上に見られる。

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成虫の食性

キク科植物の茎を後食する。

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幼虫の食性

キク科

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ライフサイクル

幼虫は産卵場所から下方に向かって若い茎を食い進んだ後、根の部分で先端方向を向いて蛹化する。秋期に羽化し、そのまま越冬して、翌春出現する。

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産卵

雌は夜間から明け方に茎の上部2か所に咬み傷を入れ、この間に産卵する。産卵場所より上の部分はしおれたり、折れたりするので本種の生息は容易に識別できる。

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種・分類一覧