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ゴマダラカミキリ(Anoplophora malasiaca)の分類 Cerambycidae
ゴマダラカミキリ(Anoplophora malasiaca)の概要 Anoplophora

ゴマダラカミキリ(Anoplophora malasiaca)

【 学名 】
Anoplophora malasiaca (Thomson, 1865)

基本情報

大きさ・重さ

成虫体長:25〜35 mm
(鈴木, 2017, p. 84)

参考文献

  • 2017 新 カミキリムシハンドブック - 書籍全体, 鈴木知之(著) 新 カミキリムシハンドブック. 文一総合出版. .

最終更新日:2020-05-01

活動時期

6〜8月
(鈴木, 2017, p. 84)

参考文献

  • 2017 新 カミキリムシハンドブック - 書籍全体, 鈴木知之(著) 新 カミキリムシハンドブック. 文一総合出版. .

最終更新日:2020-05-01

分布

北海道・本州・四国・九州・奄美大島・与論島・沖縄本島・宮古島。国外では朝鮮半島、済州島に分布。(鈴木, 2017, p. 84)

参考文献

  • 2017 新 カミキリムシハンドブック - 書籍全体, 鈴木知之(著) 新 カミキリムシハンドブック. 文一総合出版. .

最終更新日:2020-05-01

生息状況

各地で普通に見られる。(鈴木, 2017, p. 84)

参考文献

  • 2017 新 カミキリムシハンドブック - 書籍全体, 鈴木知之(著) 新 カミキリムシハンドブック. 文一総合出版. .

最終更新日:2020-05-01

人間との関係

果樹や街路樹を加害する害虫である。(鈴木, 2017, p. 84)

参考文献

  • 2017 新 カミキリムシハンドブック - 書籍全体, 鈴木知之(著) 新 カミキリムシハンドブック. 文一総合出版. .

最終更新日:2020-05-01

形態

成虫の形質

成虫の体は黒色で、体の下面、前胸背の2紋、触角第1・2節と第3節以下各節の基部、脚は青白色の微毛で覆われるが、各脛節の先端半分には黒色の剛毛を装う。上翅には白色の軟毛からなる斑紋があり、小盾板も同様の軟毛で覆われる。触角は雄では体の1.7〜2倍、雌では1.2倍。前胸背の両側にはよく尖った突起を持つ。上翅は雄では後方へ狭められ、雌ではほぼ平行、翅端は丸められる。
奄美大島・沖永良部島・徳之島・沖縄本島に生息するオオシマゴマダラカミキリは本種に酷似するが、本種の脚の青白色の微毛が淡黄色の微毛で置き換えられ、前胸背、小盾板、上翅の斑紋が黄色を帯びることで容易に区別できる。

参考文献

  • 大林延夫 2007 ゴマダラカミキリ, 森本桂(監修) 新訂 原色昆虫大圖鑑 第Ⅱ巻 (甲虫篇). 北隆館. p. 345.
  • 大林延夫 2007 オオシマゴマダラカミキリ, 森本桂(監修) 新訂 原色昆虫大圖鑑 第Ⅱ巻 (甲虫篇). 北隆館. p. 345.

最終更新日:2020-05-01

似ている種 (間違えやすい種)

オオシマゴマダラカミキリ

参考文献

  • 大林延夫 2007 ゴマダラカミキリ, 森本桂(監修) 新訂 原色昆虫大圖鑑 第Ⅱ巻 (甲虫篇). 北隆館. p. 345.
  • 大林延夫 2007 オオシマゴマダラカミキリ, 森本桂(監修) 新訂 原色昆虫大圖鑑 第Ⅱ巻 (甲虫篇). 北隆館. p. 345.

最終更新日:2020-05-01

生態

成虫の食性

新梢の樹皮を食べる。(鈴木, 2017, p. 84)

参考文献

  • 2017 新 カミキリムシハンドブック - 書籍全体, 鈴木知之(著) 新 カミキリムシハンドブック. 文一総合出版. .

最終更新日:2020-05-01

幼虫の食性

幼虫はヤナギ類・ミカン・バラなどの広葉樹およびイタドリの生木をホストとし、若齢のうちは辺材部、成長すると心材部を食べる。(鈴木, 2017, p. 84)

参考文献

  • 2017 新 カミキリムシハンドブック - 書籍全体, 鈴木知之(著) 新 カミキリムシハンドブック. 文一総合出版. .

最終更新日:2020-05-01

発音(鳴き声)

捕まえると前胸と中胸をこすり合わせ「ギイギイ」と音を出す。(倉敷昆虫同好会, 1988, p. 212)

参考文献

  • 1988 岡山の昆虫 - 書籍全体, 倉敷昆虫同好会(編) 岡山の昆虫. 山陽新聞社. .

最終更新日:2020-05-01

ライフサイクル

2年1化で、幼虫は2度の冬を越した春先に蛹になり、夏ごろ羽化する。成虫の寿命は約3ヶ月である。

参考文献

  • 1988 岡山の昆虫 - 書籍全体, 倉敷昆虫同好会(編) 岡山の昆虫. 山陽新聞社. .
  • 2017 新 カミキリムシハンドブック - 書籍全体, 鈴木知之(著) 新 カミキリムシハンドブック. 文一総合出版. .

最終更新日:2020-05-01

活動時間帯

成虫は一日中活動する。(鈴木, 2017, p. 84)

参考文献

  • 2017 新 カミキリムシハンドブック - 書籍全体, 鈴木知之(著) 新 カミキリムシハンドブック. 文一総合出版. .

最終更新日:2020-05-01

孵化・脱皮・羽化

成熟した幼虫は坑道の末端部に蛹室を作り、その中で蛹化・羽化する。(鈴木, 2017, p. 84)

参考文献

  • 2017 新 カミキリムシハンドブック - 書籍全体, 鈴木知之(著) 新 カミキリムシハンドブック. 文一総合出版. .

最終更新日:2020-05-01

産卵

雌は寄生植物の根際の樹皮に傷をつけ、1卵ずつ産卵する。(鈴木, 2017, p. 84)

参考文献

  • 2017 新 カミキリムシハンドブック - 書籍全体, 鈴木知之(著) 新 カミキリムシハンドブック. 文一総合出版. .

最終更新日:2020-05-01

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